吉村界人、芳根京子“涙”の演技に感銘「そういう考え方もあるんだなと」
俳優の芳根京子が主演を務める現在放送中のTBS系連続ドラマ『まどか26歳、研修医やってます!』(火曜午後10時)。出演キャストの吉村界人、小西桜子が2月11日の5話放送を前に囲み取材に応じ、役柄や共演者への印象を語った。
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小西桜子「普段の喋りのトーンでお芝居できてる作品」
俳優の芳根京子が主演を務める現在放送中のTBS系連続ドラマ『まどか26歳、研修医やってます!』(火曜午後10時)。出演キャストの吉村界人、小西桜子が2月11日の5話放送を前に囲み取材に応じ、役柄や共演者への印象を語った。
本作は、水谷緑著『まどか26歳、研修医やってます!』『あたふた研修医やってます。』『離島で研修医やってきました。』(KADOKAWA)が原作。“お医者さんだって、幸せになりたい!”と願う主人公の研修医・若月まどか(芳根)が、働き方改革で変わりゆく医療現場でベテラン医師たちの試練に立ち向かい、同期の仲間たちと励まし合って、医師として女子として、人生と向き合う濃厚な2年間を描いた成長物語となっている。
撮影現場は同期役の芳根、高橋ひかる、なにわ男子・大西流星と過ごす時間も多いようで、吉村は「仲がいいですね」と話し、小西も共感。共演者同士でアドバイスをし合うこともある模様で、小西については「一番お芝居に熱い」と印象を明かし、情熱に感心していた。
吉村演じる桃木健斗(ももき・けんと)は、まどかの研修医仲間で最年長。父親は大病院の院長、兄弟も医師という家庭環境で育ったということもありプライドが高い。役柄については「『どんなやつだよ』みたいな総ツッコミが作中でもあるんですが、実際に多くいるんじゃないのかなって思っています」と分析。おっちょこちょいなのに尖っていて、プライドが高く、とっつきにくい。自分のやりたいことと社会のズレ、なりたいものと求められているものの違いとか、今の令和に結構はまるものがあるのかなと思います」と、キャラクターの持つ現代的な要素について語った。
一方、小西演じる横川萌(よこかわ・もえ)は、「女医はモテない」という定説を裏切るゆるふわ系のモテ女子だが、現実主義な一面も持っている。どんなに忙しくてもメイクはバッチリで、男性のあしらい方がうまく思わせぶりな態度を取るが、本人に悪気はない。自由な価値観で育った自己肯定感高めの女子だ。
小西は「人当たりがいいように見えて、実はすべてを器用にこなしているわけではなく、憎まれてたりもするし、引っかき回すような部分もある。いろんな側面を持ってるんだけど、流されてないっていうのはすごく一貫してる。これから、萌がどんな思いで医療に携わっているのかが見えてくるので、見守っていただけたら」とアピール。さらに、「今までのやった役の中で最も自分の普段の喋りのトーンでお芝居できてる作品。自分が普段の感じを取り入れながらやってます」と明かした。
撮影が進む中で、吉村は芳根の演技に驚かされた場面があったという。特に、まどかが涙を流すシーンが印象的だったようで、「(芳根さんに)“演じる方は大変だろうな”って思ってますみたいなことをしゃべたら、『漫画では泣いてて、脚本では泣いてないんですよ』って。本人が『この漫画の描写が好きだからそれをやってみたんだよね』と話していたんですが、そういう考え方もあるんだなと思いました。今、たくさんの漫画原作や小説原作がある中で、自分で解釈して選択するのが役者なのかなと。そういうところに影響を受けました」と、アプローチに感銘を受けたことを明かした。
※高橋ひかるの「高」の正式表記ははしごだか
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