SixTONESの松村北斗が7日、都内で行われた『ファーストキス　1ST KISS』初日舞台あいさつに登壇。両親から寄せられた映画の感想について明かした。

　本作は、日本のドラマ・映画界をけん引する脚本家である坂元裕二と、昨年は『ラストマイル』、映画『グランメゾン・パリ』が大ヒットを記録した監督・塚原あゆ子が初タッグを組んだ、オリジナル劇場公作品『ファーストキス 1ST KISS』。映画『怪物』でカンヌ国際映画祭脚本賞を受賞した坂元が書き上げた、普通の人生では起こり得ない「奇跡」を軸に、時にコミカルに、時に涙を誘いながら、大切な人との時間の重ね方、その人を想う気持ち、深く心を揺さぶられる一生の思い出に残るラブストーリーだ。

　事故で夫を亡くし、夫と出会う直前の日にタイムトラベルをする主人公・硯カンナを松たか子、硯カンナの夫・硯駈を松村、そして硯駈の大学の教授・天馬市郎をリリー・フランキーが演じる。

　松村は最初に台本を読んだ時の感想を「一番最初に台本を読んだ時に客観的にものすごい感動をして魅力を感じたことを覚えてる」と思い返し、改めて試写後の来場者の表情を観た感想について「撮影する中でそういう感覚が習慣になってしまったのか、どんどんと見失っていく中でこうやって公開して皆さんの顔色を見ると、最初に台本を見た時と同じような反応な気がして。どこかで感動の声が聞けたら嬉しい」と語った。

　また、SNSや周囲の反応について聞かれると「うちの母が父と一緒に試写会に来たんですけど」と話した松村。「面白かったとか、感動したという感想ではなく、『靴下の片方がいつかなくなったら、うちの夫婦はなくなった片方がお互いの棚から出てきたりします』って書いてあって。ただの夫婦がすごくロマンチックになる映画。すごくロマンチックな感想が来ました」と劇中のシーンに言及した感想が届いたことを明かした。

　なお、イベントには松たか子、リリー・フランキー、坂元裕二（脚本）、塚原あゆ子（監督）も登壇した。