北野武、ベネチア映画祭でまさかのアクシデント 現地の記憶なし「それが情けなくて」
俳優で映画監督の北野武が5日、都内にて行われた監督・脚本・主演を務めたAmazonオリジナル映画『Broken Rage』の配信記念記者会見に出席。ベネチア国際映画祭でのアクシデントを明かした。
帰国後に検査も異常なし「治ってない方が面白いなと…」
俳優で映画監督の北野武が5日、都内にて行われた監督・脚本・主演を務めたAmazonオリジナル映画『Broken Rage』の配信記念記者会見に出席。ベネチア国際映画祭でのアクシデントを明かした。
14日よりPrime Videoで世界独占配信される本作は、「暴力映画における笑い」をテーマに制作。日本の配信映画として初めてベネチア国際映画祭に正式出品され高い評価を得た。
昨年の映画祭での思い出を聞かれた北野は「島に行くのにボートに乗ったんですけど、そのときに頭をぶつけてしまいまして、帰ってきて記憶がないんです」とまさかの告白。現場では観客からのスタンディングオベーションに立って応えたそうだが、「(日本に)帰ってきてその記憶がないんです。それが情けなくて」と頭をかいた。
帰国後に病院で検査を受けて異常はなかったといい、「脳波を調べたら、衝撃を受けた形跡がありますけど治っていますと。治ってない方がいろんなことが言えて面白いなって思ったんですけど」と話して、会場の笑いを誘った。
また、現地に同行した共演の大森南朋は「あんなに楽しい時間を過ごしたのに覚えてないっていう……」と残念がった。
会見には本作に出演した俳優の浅野忠信、白竜、國本鍾建も出席。本作は約60分の映画を前半と後半のパートに分けて、前半では、警察とヤクザの間で板ばさみになった殺し屋が生き残りをかけて奮闘するクライムアクションを、後半では前半と同じ物語をセルフパロディーという手法を使ってコメディータッチで描く。