『侍タイムスリッパー』話題の山口馬木也、来年大河で柴田勝家役「憧れの武将の1人」
俳優の山口馬木也が、2026年放送のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』で柴田勝家を演じることが3日、発表された。
殺陣への期待に「勝家の全てを刀に宿すことが出来るように」
俳優の山口馬木也が、2026年放送のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』で柴田勝家を演じることが3日、発表された。
本作は強い絆で天下統一という偉業を成し遂げた豊臣兄弟の奇跡、夢と希望の下克上サクセスストーリー。仲野太賀が主人公・豊臣秀長を、池松壮亮が秀長の兄で天下人となる秀吉を演じ、脚本は八津弘幸氏が務める。
山口が演じるのは、織田信長(小栗旬)の重臣の一人・勝家。勇猛果敢な戦上手で「鬼柴田」の異名で恐れられた。足軽時代の小一郎(秀長)と藤吉郎(秀吉)にとっては怖くて苦手な存在。やがて2人が出世を果たすと、あからさまに毛嫌いするようになる。信長亡きあとの「清須会議」では後継者争いを繰り広げ、やがて「賤ケ岳の戦い」で兄弟と激突することになる。
数々のドラマ、映画、舞台などに出演し幅広く活躍する山口。昨年、初主演を務めた映画『侍タイムスリッパー』が大ヒットを記録。第67回ブルーリボン賞主演男優賞、第48回日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞した。
山口のコメントは以下の通り。
――柴田勝家について、どのような印象をお持ちでしたか。
「『鬼柴田』、『かかれ柴田』など数々の異名を持つ勇猛果敢な武士、その一方で部下からは親父殿と慕われ忠義も果たす。本当に魅力的な人物だと思います。
――柴田勝家役のオファーを受けたときの率直なお気持ちを教えてください。また、上記の役柄説明をお読みになっての出演の意気込みも、あわせてお願いいたします。
「大河ドラマの出演はこれで5回目となりますが、参加出来る事自体が大変名誉な事だと思いますし、その中で自身にとっても憧れの武将の1人柴田勝家を演じることが出来る事に興奮してます」
――山口さまにとって大河ドラマとは、どのような思いのあるドラマでしょうか。また、刀を振るう戦のシーンが想定される役ですが、殺陣など楽しみにしていることがあれば教えてください。
「大河ドラマに出演すると、母親が喜んでくれるんです。毎年本当に楽しみにしてます。勿論それだけではありません。脚本、演出、美術、そのどれをとっても素晴らしい。その中に役として存在してみたいと多くの俳優は思うと思います。僕もその中の1人です。賤ヶ岳の戦などのシーンが描かれることがあれば、その時は、勝家の全てを刀に宿すことが出来るようにしたいですし、その時何を思うのかを楽しみにしてます」
――八津弘幸さんの作品へのご出演は初めてでしょうか。八津作品の印象や、『豊臣兄弟!』の脚本に関して楽しみにしていることがありましたらお願いいたします。
「数々の名作の産みの親である八津先生の作品、ストーリーが素晴らしいのは勿論ですが、それを描いていくキャラクターが素晴らしいと思います。八津先生が勝家をどう描いて下さるのか楽しみですし、それに真っ直ぐに向き合いたいと思います」
――共演を楽しみにしている方がいらっしゃいましたら、理由とともに教えてください。
「『鎌倉殿の13人』でご一緒した小栗さんとは、以前にも共演させて頂いた事がありますし、名も実もある方なので忠義を果たすという心持ちにおいては何も心配はしていません。信長を描くには勝家は絶対に必要な人物、心して演じたいと思います」
<過去の出演作>
北条時宗(2001年)-北条顕時
八重の桜(2013年)-榎本武揚
麒麟がくる(2020年)-朝比奈親徳
鎌倉殿の13人(2022年)-山内首藤経俊