SixTONES京本大我、ミュージカル『Once』で主演「非常に光栄」 初のギター弾き語りにも挑戦
SixTONESの京本大我が、9月に東京・日生劇場で上演されるミュージカル『Once』で主演を務めることが3日に発表された。本作は2007年に公開されたアイルランド映画を原作とし、繊細な心の揺れを描いた楽曲『Falling Slowly』が第80回アカデミー賞最優秀歌曲賞を受賞するなど、世界的に高く評価されている作品だ。
共演には鶴見辰吾、斉藤由貴ら
SixTONESの京本大我が、9月に東京・日生劇場で上演されるミュージカル『Once』で主演を務めることが3日に発表された。本作は2007年に公開されたアイルランド映画を原作とし、繊細な心の揺れを描いた楽曲『Falling Slowly』が第80回アカデミー賞最優秀歌曲賞を受賞するなど、世界的に高く評価されている作品だ。
映画を基にしたミュージカル版は11年にニューヨーク・シアターワークショップで開幕し、翌年ブロードウェイへ進出。トニー賞11部門でノミネートされ、作品賞、演出賞、脚本賞、主演男優賞を含む8部門を受賞する快挙を成し遂げた。さらに、キャストレコーディングCDは13年のグラミー賞でベストミュージカルシアターアルバムに選出されている。
日本では14年にEXシアター六本木での来日公演、23年には東急シアターオーブで海外プロダクションによるコンサート版が上演されるなど、長年注目を集めてきた。そして今回、初めて日本カンパニーによる日生劇場での上演が決定した。
本作の舞台はアイルランドの首都・ダブリン。失恋を機にミュージシャンの道を諦めようとする“ガイ”と、音楽を通して出会ったチェコ移民の“ガール”、そしてダブリンで暮らす個性豊かな人々の心の交流を切なくも優しく描いた物語となる。
主演の京本は、ミュージカル『モーツァルト!』での主演が記憶に新しく、『エリザベート』や『ニュージーズ』『シェルブールの雨傘』など数々の舞台で実力を磨いてきた。30歳を迎えて初舞台となる本作では、人生の悲哀を背負った大人の男として新境地を見せる。また、劇中では初めてギターの弾き語りにも挑戦し、『Falling Slowly』をはじめとする美しい楽曲を披露する。
共演には、チェコ移民の“ガール”役に若手実力派のsara、“ガイ”の父親役に鶴見辰吾、ガールの母親バルシュカ役に斉藤由貴が決定。さらに、声優としても活躍する榎木淳弥がミュージカル初出演を果たす。そのほか、小柳友、上口耕平、こがけん、佐藤貴史、土井ケイト、青山美郷、新井海人らが脇を固める。
演出を務めるのは、文学座所属の演出家・稲葉賀恵氏。『十字軍』をはじめ『equal』『サロメ奇譚』『加担者』などを手掛け、23年にはPARCO劇場『幽霊はここにいる』で第30回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞した。24年7月にミュージカル『ラフヘスト~残されたもの』でミュージカル演出に初挑戦し、本作で東宝ミュージカル初演出となる。
京本のコメントは下記の通り。
「京本大我です。ジョン・カーニー監督の映画『ONCE ダブリンの街角で』が原作ですが、『はじまりのうた』『シング・ストリート 未来へのうた』なども含め、もともと監督の作品が大好きだったので、ブロードウェイでも上演されている『Once』に出演させていただけること、非常に光栄に思います。歌だけではなく、楽器の演奏もすることになると思います。皆さんの心に響く表現ができるよう、作品としっかり向き合い、責任を持って務めさせていただきます。楽しみに待っていてください。劇場でお待ちしております」
公演は25年9月に東京・日生劇場、10月に愛知・御園座、大阪・梅田芸術劇場メインホール、福岡・博多座での開催が予定されている。