お笑いコンビ・春とヒコーキのぐんぴぃが1日、都内で行われた映画『怪獣ヤロウ！』公開記念舞台あいさつに菅井友香、手塚とおる、三戸なつめ、八木順一朗監督とともに出席した。

　YouTube登録者数180万人で“バキバキ童貞”として知られる、ぐんぴぃの映画初出演にして初主演作。怪獣映画が大好きなだけの、なんの役にも立たない地方公務員・山田一郎が、市長からご当地映画の製作を命じられ奮闘するストーリー。

　満席の客席前に立ったぐんぴぃは「“バキ童”の映画が日比谷のこんなところで舞台あいさつできて、うれしい」と封切りを喜んだ。これまで地方で舞台あいさつを数多くこなしてきたが「気持ちが違いますな、やっぱり。地方より東京でやるもんですな。日本は東京ですな」とコメントして笑わせた。

　映画初出演にして初主演となるが、オファー当初からドッキリを疑っていた。ぐんぴぃは「最初の撮影が怪獣のシーンだったんですが、どうせドッキリだと思っていた。でも（ロケ地の）岐阜まで来たし違うかもと思っていたら、『パンツ一丁になってください』と言われて、『ほらドッキリじゃん！』って思っていました（笑）。『やっぱりそんなわけじゃないだから』って思っていた」と振り返った。

　演じた山田の役作りを、自身のマネージャーでもある八木監督に相談したところ「いつもどおりでいい」と言われたといい、「悔しかった」と苦笑。劇中では「怪獣」も演じているが。「怪獣の役作りはやりました。部屋の中で『人間が憎い』『ビルを壊したい?！』みたいな」と笑顔で語った。