【RIZIN】榊原CEO、ガルシアの米国復帰戦報道に見解 安保戦の実現に「どう折り合いをつけるか」

格闘技イベント「RIZIN」の榊原信行CEOが31日、「RIZIN.50」(3月30日、あなぶきアリーナ香川)の追加カード発表会見に出席。会見後の囲み取材に応じ、延期と発表されているライアン・ガルシアと安保瑠輝也によるエキシビション・マッチについて言及した。

囲み取材に応じた榊原信行CEO【写真:ENCOUNT編集部】
囲み取材に応じた榊原信行CEO【写真:ENCOUNT編集部】

「共にいい形になればいい」と期待感

 格闘技イベント「RIZIN」の榊原信行CEOが31日、「RIZIN.50」(3月30日、あなぶきアリーナ香川)の追加カード発表会見に出席。会見後の囲み取材に応じ、延期と発表されているライアン・ガルシアと安保瑠輝也によるエキシビション・マッチについて言及した。

 昨年大みそかの「RIZIN DECADE」第1部での開催が予定されていた2人の対決だが、開催の約2週間前に、ガルシアのトレーニング中の負傷を理由に延期が決定していた。しかし、今月21日にサウジアラビアのトゥルキ・アラルシク大臣が自身のSNSで、今年5月にガルシアが米国で元WBA世界スーパーライト級王者のロランド・ロメロと復帰戦を行うと発表。海外でも報じられ、ファンからは安保とのエキシビション開催を疑問視する声があがっていた。

 トゥルキ氏の投稿について問われた榊原CEOは、「実際(ガルシアは)サウジのリヤドシーズンと契約をして、元々ゴールデンボーイの公式戦に関しては2試合契約を持っているということだったんで、多分その2試合の契約が決まったんだと思うんですね。ただ、我々はエキシでの非公式戦での契約を持っていて、とても強い契約なんで、それをどう折り合いつけるのかっていう」と理解を示したうえで、「正直揉めてもしょうがないんで、バランスよくどういった形でこの試合を実現するのか、安保サイドとも話をしてるところですね」と語った。

 エキシビションの実施時期に関しては、「ライアンのけがの回復も含めてだと思うんですけど、どこで公式戦をやって、その前に我々の安保戦をやって、とするのか。その辺のスケジュール感とか、ライアンのけがの回復を待ちながら」と現状では未定であるとした。

 続けて、「金額だけで言うととてつもないんで。公式戦でサウジが払ってる金が。だから当然、金に目がくらむっていうのはあると思います。でも契約は契約なんで。その契約をしている状況の中でどう我々と折り合いをつけるか」とした上で、「条件によっては絶対許さないんで、徹底的にやる。だけどそんなことを声高に叫ぶつもりはなくて、ソフトランディングして、共にいい形になればいいなと思う」と今後の方針を説明した。

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