菅田将暉、“終の棲家”に求めるのは「自然」 故郷のエピソード告白「友達のおかんとイノシシが戦ってる」
俳優の菅田将暉が31日、都内で行われた主演映画『サンセット・サンライズ』(岸善幸監督)の公開御礼舞台あいさつに出席した。一般の観客からの質問に答えた。
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映画『サンセット・サンライズ』の公開御礼舞台あいさつに出席
俳優の菅田将暉が31日、都内で行われた主演映画『サンセット・サンライズ』(岸善幸監督)の公開御礼舞台あいさつに出席した。一般の観客からの質問に答えた。
同作は、楡周平氏による同名小説が原作の移住エンターテインメント。新型コロナウイルスのパンデミックで世界中がロックダウンに追い込まれる中、都会から4LDK・家賃6万円の神物件に“お試し移住”した釣り好きサラリーマン・西尾晋作(菅田)と、宮城県・南三陸で生きる住民との交流を描くヒューマン・コメディーが展開される。
この日は、菅田らが観客の質問に答えることに。「コロナ禍で青春を奪われた世代」だと話す女子学生から、10代へのメッセージを求められて菅田は「もちろん協調性、皆で共存していきましょう、というのも大事なんですけど、その前に自分の方を大事にするみたいな。わがままにもうちょっとなってもいいんじゃないかな、というのは、僕はこの映画を観て思いました。今一番わがままやっていい時期だと思います。きっと誰か怒ってくれると思うので」と持論を展開した。
映画にちなんで、理想の“終の棲家”を質問されて菅田は「いい質問だな~。僕らよりも、この映画の先を見ている。プロデューサーにしたほうがいい」と褒めつつ、「暮らしにもよるけど、自然がいいですかね~。自然がほしいので。僕も、大阪といえどわりと山育ちなので。学校帰りにイノシシが出る、みたいな地域だったんで。友達のおかんとイノシシが戦ってるみたいな。本当の話なんです。で、猟銃会呼んで、『おいしくいただきました』と賞状をもらって。『俺らも食いたかった』みたいな、そういう地元でした。だからやっぱり、どっちかと言うと田舎がいいかな」と語った。
同舞台あいさつには、岸監督も出席した。
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