フットボールアワーが芸人引退の危機を激白 憧れの芸人から「とんでもない低い点数」に愕然

お笑いコンビ・フットボールアワーの岩尾望と後藤輝基が29日、テレビ東京系『あちこちオードリー』(水曜午後11時6分)に出演し、芸人を引退しようとしていた過去を明かした。

フットボールアワー・岩尾望(左)と後藤輝基【写真:ENCOUNT編集部】
フットボールアワー・岩尾望(左)と後藤輝基【写真:ENCOUNT編集部】

『あちこちオードリー』で言及

 お笑いコンビ・フットボールアワーの岩尾望と後藤輝基が29日、テレビ東京系『あちこちオードリー』(水曜午後11時6分)に出演し、芸人を引退しようとしていた過去を明かした。

 岩尾と後藤はNSC大阪校の同期で、元々は別コンビ。2人とも、ダウンタウンに憧れて芸人を志しており、当時、「何時間も、昨日のごっつ(『ダウンタウンのごっつええ感じ』)はこうやったな」などと「酒も飲まずに、ずっとダウンタウンの話をしてた」という。

 そんな2人は1999年にコンビとして活動を開始。翌00年には『第21回ABCお笑い新人グランプリ』の最優秀新人賞を受賞し、01年には開催初年度の『M-1グランプリ2001』決勝に進出した。

 大舞台に緊張した後藤は「1日でタバコ1カートン吸った」そうで、岩尾は「食べた弁当を吐いてた」。当時、ゴールデンタイムの生放送で「若手が漫才するなんてありへん」状況下、「スタジオは漆黒」「人を笑かす気がないセット」の中で、漫才を披露した。

 後藤は「当時、松本(人志)さんが人のことで笑うなんてことはなかった」としたが、ここで松本の採点は「55点」。憧れの人から「とんでもない低い点数をつけられた」ことで、後藤は「あかんと思って、辞めよって思った」とし、岩尾も「ホンマに打ちひしがれて、なにも言葉が出なかった」と振り返った。

 だが、翌日以降も劇場の仕事が入っており、2人は「辞められへん」「どうせ劇場に出なあかん。ほなネタの作り方を変えよう」と決意。今までは「なんかのネタのここ、なんかのネタのここ」といった寄せ集めだったものを、「ネタを1本にしよう」とシフトチェンジし、結果、『M-1グランプリ2003』で優勝したという。

 これにMCのオードリー・若林正恭が「じゃあ優勝の時なんてもう、めちゃくちゃその3年間、濃いですね」と感心すると、後藤は『M-1グランプリ2002』で松本が「85点」を付け、「『おもろい』って(言ってくれた)。(島田)紳助さんも『去年出てた? 覚えてない。あ、あいつらか! あいつらがこんなんなったんか。見違えてるやんけ!』みたいなんがあった」と回想。「それがもう、めちゃくちゃ嬉しかった」と明かすと、岩尾も「優勝の時より、2002年の1本目終わった時が1番嬉しかった」と同調した。

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