大泉洋「バカ野郎!」発言も…「代表してお詫びします」と謝罪で会場の爆笑誘う
俳優の大泉洋が30日、都内で行われた映画『室町無頼』公開御礼舞台あいさつに出席した。
映画『室町無頼』公開御礼舞台あいさつに出席
俳優の大泉洋が30日、都内で行われた映画『室町無頼』公開御礼舞台あいさつに出席した。
本作は、垣根涼介氏の同名原作を、『22年目の告白―私が殺人犯です―』『あんのこと』などを手掛けた入江悠監督が映画化。室町時代、応仁の乱前夜の京都を舞台に、日本史上、初めて武士階級として一揆を先導した蓮田兵衛の無頼な生き方を描く。
17日に全国公開されて以来、多くの反響が寄せられているという本作。この日は映画を鑑賞したファンからの熱い声が掲載されているパネルの前で舞台あいさつが開催。中には「大泉洋さんの一挙手一投足にいちいち胸を貫かれまくって、ずっと泣いている自分のメンタルを心配する」「兵衛は大泉さんで良かった」という熱いコメントもあった。大泉は「すでに何度もご覧いただいているプロの方が、たくさんいると聞いています」と語ると、会場に何度目の鑑賞かを問う。すでに5度以上観ているファンに、大いなる感謝を述べる大泉。
この日の舞台あいさつには、宿敵・骨皮道賢を演じた堤真一、弟子的存在の才蔵を演じたなにわ男子の長尾謙杜も出席。長尾や堤の演技に対しても称賛コメントが寄せられると大泉は、「才蔵が褒められているところは、全部黒く塗りつぶしてしまいましょう」と対抗意識を燃やす。
さらに、「作品に対して共感できるポイント」を登壇者が発表し、客席が「共感できるか」を評価するコーナーも開催。大泉が「大泉さんはいつも格好いいけれど、おひげ姿も格好良かったと思った人」と問いかけると会場からは拍手が巻き起こる。しかしその後、長尾が「長尾謙杜、格好いいなと思った人」と呼び掛けると、大泉の質問を上回る拍手が。
だんだんとすねだす大泉は、その後も長尾への支持が多いことに「バカ野郎!」と客席に放言。さらに「もう舞台あいさつに僕を呼ばないで。言いたくないことも言っちゃうから。時代に逆行しちゃう」と発言し、会場を爆笑に包み込んでいた。
最後に、大泉は「先ほど、皆様に対して『バカ野郎!』と失礼な表現をした者がいました。代表しておわびします」とひとごとのように謝罪し、さらなる爆笑を誘うと「何度もご覧いただいている方がたくさんいるようで、本当にありがとうございます」と神妙な面持ちで感謝を述べる。
続けて大泉は「時代劇はなかなか多くの方に観ていただけるジャンルではありませんが、先日家族でIMAX上映を観に行きました。中学1年生の娘が最後一生懸命涙を拭いて『才蔵の気持ちになって涙が止まらなかった』と言っていました。お前も才蔵か……とは思いましたが、中学生でも面白いと思ってもらえる映画です」とオチをつけながら主演作をアピールしていた。