上沼恵美子が明かすテレビ界のギャラ事情 “東西格差”を告白「東京に行ったら桁が違うかった」
タレントの上沼恵美子が27日、ABCラジオ『上沼恵美子のこころ晴天』(月曜正午)に出演。テレビ界のギャラ事情や“東西格差”について触れた。
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『上沼恵美子のこころ晴天』に出演
タレントの上沼恵美子が27日、ABCラジオ『上沼恵美子のこころ晴天』(月曜正午)に出演。テレビ界のギャラ事情や“東西格差”について触れた。
共演する藤崎マーケット・田崎佑一が43歳と知ると、69歳の上沼は「一番ええな。良かったわ。仕事はもう最高の時ですね。40、41……43歳とか、そのへんから財を成していったって言わしていただこうか」と発言。田崎は「かっちょいい~」と反応した。
上沼は「(力も)ついてきて、私たちの時はテレビやからさ、テレビのギャラが多いのよ。ぶっちゃけ言うとね。だんだん多くなってきて、それでハワイに別荘買えたしね。2軒買ったな。(別荘)2軒とマンションと」と振り返り、「テレビのギャラが減ってる言うてた、サンドウィッチマンが。だいぶ減ってるわけ。(トータルの)制作費みたいなんもあるでしょうね。私たちの時代が一番良かったの」と話した。
「冠番組になるとギャラもドーンと上がる」と言いつつ、「それでも、その時東京にたまに仕事に行ったの。そうしたら桁違うかったわ」と“東西格差”に言及。「だから、東京のタレントさんのMCというか、冠さん(冠番組持つ人)は、どんだけもろうてたんやろう。すごいなあと思って。だからタモリさんなんて『笑っていいとも!』1週間やってはって、『毎週マンション買えるな』って言ったの」と続けた。
最近2年ほど東京の番組に出演している上沼は、出演者への好待遇を明かした。「あるタレントさん(の楽屋)」とし、魚の弁当10個、野菜10個、肉20個ほどあると言い、「40個、50個ぐらい用意してるわけやで。『タワーになってる』(って)言うてた」と説明。「私みたいなものでも、『大阪からわざわざ来てくれんねんな』っていうので、フルーツの盛り合わせとか(用意されたり)ね」ともてなしを明かした。驚きの声が上がる中、「ちょっと待ってくれと思うんですよ。そんなもん、いつ食べんのよ」と話した。
上沼は、関西では『上沼・高田のクギズケ!』でMCを務めている読売テレビが「すごいから。(楽屋に)売店ぐらい(ものを)置いてくれてるんでね。ウワ~って。申し訳なくて『いいです、いいです』って言うてるんやけど、それは全部持って帰らしてもらってる。うれしいなあと思って。『年いって(るのに)、老体にムチ打って頑張ってくれてるな』っていうことだと思うんですよ」と感謝した上で、「トイレに立って(ドランクドラゴン)鈴木拓さんの部屋フッと見たら、たこ焼きの箱1つやもん」と笑わせた。
北村アナは大阪で制作する番組に東京のスタッフが協力する場合について「その時弁当が豪華になる」と小声で打ち明けると、上沼は「東京はギャラが違うしね。こっちで、リアルに言うと、5万円もらってたら、向こう行ったら50万(円)みたいな。そんな感じでね。すごくない?」と具体的に話した。
田崎は「ウワサで聞いた」とした上で、バブル期は東京でドラマ撮影を終えると、「演者、スタッフ全員が海外旅行へ行けてたって。“打ち上げが海外旅行”みたいな」と話すと、上沼は「ちょっと待ってくれ!」とびっくりしつつ「いやあ、あるかもな」と口にした。
約20年、関西で活動する田崎は、かつては放送局の楽屋に喫茶メニューがあり、飲み物を頼めたとしつつ「今も頼めるとこあるんですけど。しんどいところ(局)は楽屋にお水とアメ2個みたいな」と告白。上沼が「お地蔵さんやないねんから」とつっこむ中、田崎は「お水もなかったりとか。(同様の社が)だんだん増えてきて、最近気づいたんですけど、楽屋張り(名前の掲示)ってあるじゃないですか。あれが今までフルカラーやったのに、白黒になって」と苦しい事情を明かすと、北村アナは「経費削減はしてます、いろいろ」と話した。
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