染谷将太、『べらぼう』で演じる喜多川歌麿は「人の痛みがわかる方」 特別展での作品に感動

俳優の染谷将太が27日、都内で行われた特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」報道発表会に登壇。自身が大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(NHK)で演じる人物の作品を生で見た感動を語った。

イベントに登場した染谷将太【写真:ENCOUNT編集部】
イベントに登場した染谷将太【写真:ENCOUNT編集部】

特別展『蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児』の広報アンバサダー

 俳優の染谷将太が27日、都内で行われた特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」報道発表会に登壇。自身が大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(NHK)で演じる人物の作品を生で見た感動を語った。

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 江戸時代の傑出した出版業者である蔦重こと蔦屋重三郎。東京国立博物館では、4月22日から6月15日まで、特別展『蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児』が開催される。

 今回の特別展では、広報アンバサダーに就任した染谷。「この度広報アンバサダーを務めさせていただきます。染谷将太と申します」とあいさつし、実際に浮世絵を見た感想について「実際に生で初めて見させていただくと、気持ちが作品の中に込められているのを感じて、“本当にいたんだ”っていう。すごく遠い世界だったのが、身近に感じられて、過去に本当にいた方、地続きの時代で、それが現在までずっと繋がってるんだなっていうことに感動しました」と胸を打たれたことを明かした。

 また、蔦重を主人公とした大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』で今回の展覧会にも出展される作品を描いた、喜多川歌麿役を演じている染谷。自身の演じたキャラクターとその作品を見て改めて「人の痛みがわかる方なんじゃないかなと思いましたし、その気持ちを自分の気持ちと同調できるから、ああいう作品が作れるんじゃないかなと何か想像したんですよね」と推測。続けて「なので、悲しみや悩みを抱えているモデルの人が目の前にいたら、同じ感情が自分の中でも起こりながら筆を持っていたんじゃないかなって想像していました。本当に感受性豊かだからこそ、人の内側からなる美というのがにじみ出るんだろうなと。表面的な美しさだけを船に乗せるのではなく、内側から出てくるそんな美しさを表現される方だと想像しています」と語った。

 また、最後に染谷は広報アンバサダーとして「絵や本は遠い世界に感じてたんですけども、きっとすごく身近に感じられるだろうなと思いました。その文化が確実に今にも繋がっていて、その文化を自分も役者という仕事で表現事をやっていたりなどする中で、きっと地続きに感じるんじゃないかなってすごい思います」と話し、会は終了した。

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