お笑い芸人のみなみかわが25日、関西テレビ『おかべろ』（土曜午後2時28分）に出演。昨年5月末で松竹芸能を退所し、夫人が社長を務める個人事務所で再出発した自身の現状を「100点」と自己採点した。

　不遇の時代があり、芸人をやめようと思ったこともあるというみなみかわ。この日、同じくゲスト出演したお見送り芸人しんいちがR-1グランプリ（2022年）、ウエストランド・井口浩之がM-1グランプリ（22年）が賞レースを制していることに触れ、「僕、何にも獲ってないのに、よくここまで生き残ったなということで100点です」と話した。

　ナインティナイン・岡村隆史はみなみかわのフリー転身を「すごい決断」とした後「意外でした」と発言。みなみかわは「やめるしかなかったっていうか。何とな～く“もうやめてくれへんか”みたいな。だから、史上初の円満（退所）で」と振り返り、「嫌われまくったんですよ」と明かした。

　NON STYLE・石田明から「その雰囲気がなければ松竹にいたかった？」と聞かれ、「それはもちろん、いたかったんですけど。とってもいい事務所なので」と返答。石田が「でも、いま個人でやって。それも踏まえて“いま戻ってきてほしい”って言われたら如何する？」と聞かれると、「それはもう、あの、まあ、またまたまた、おいおい、また」とごまかした。

　岡村がフリーの大変さを気遣うと、みなみかわは「妻が社長なので、敏腕でやってくれてるんで」と感謝。岡村が「仕事も一緒、家庭も一緒ってなったら嫌になって来ない？　不倫しない？」と直球質問すると、「僕は不倫しないです。オレ不倫したら終わりっすよ」と即答した。

　みなみかわ夫人が、爆笑問題・太田光の妻で事務所社長でもある太田光代氏を尊敬していると紹介されると、みなみかわは「あこがれてるんですよ、やっぱり。お手本なんで。でも太田さんにはアドバイスいただいて。『奥さんが外貨を買い出したら気をつけろ』と。まだ大丈夫です。“毎晩ワイン飲んでます”って言ったら、『う～ん、それは注意だな』って」と打ち明けた。

　石田から独立後の収入を聞かれ、「本当に松竹時代と変わらずにやらせていただいてます」と回答。しんいち＆井口から「そんなわけない」とブーイングが飛んだ。岡村が自分で交渉できる利点を指摘すると、みなみかわは「何の結果も残してないんで、単価下げ、下げで。“どうぞ、使ってください。みなみかわという歯車。そこの番組に合いますでしょうか”ということでやらせていただいてます」と説明した。

　収入について口が堅いと責められたみなみかわは「20年食えなかったのに、いま食えてそんな文句言われんの。20年ずっとバイトやってて」と嘆くと、井口は「みんな事務所に所属してるから」と興味があるとした。岡村が「やめて良かったですか？」と尋ねると、「やめて……良かったです」と明かした。具体的な金額について「わからない」を連発し「まだバイトもしてます」とアルバイト先に“籍”があると強調するみなみかわ。石田から「いまは“バイトしてる”はもうおもんないわ」とつっこまれた。

　石田が「何でもいいから、どれぐらい倍になったか。1つの仕事。営業でもいいし」と食い下がると、みなみかわは「営業のギャラが松竹時代から考えたら4倍です」とついに告白した。しんいちは、みなみかわのメガネがグッチに変わったと指摘。驚きの中、岡村が「メガネ（が）グッチの芸人なんかおるんか？」と言うと、「ここにいます」。松竹時代を聞かれ「メルカリで勝った1000円の」と笑わせた。岡村から「もうやめるって宣言してください、バイト」と言われたが、「バイトは絶対やめません」と断言した。