【おむすび】“愛子”麻生久美子、ギャル変身のノリノリな舞台裏 NHK「もっとやりたいと」

俳優の橋本環奈が主人公・米田結を演じるNHK連続テレビ小説『おむすび』(月~土曜午前8時)の第83回が29日に放送され、ひみこ(池畑慎之介)や愛子(麻生久美子)、美佐江(キムラ緑子)らがギャルに変身する姿が描かれた。歩(仲里依紗)がチャンミカ(松井玲奈)の古着店の経営危機を救うためSNSを利用。3人のギャル姿をSNSで紹介した。制作統括の真鍋斎氏や演出を担当する盆子原誠氏が取材に応じ、3人の衝撃的なギャル姿の狙いや3人の反応などを明かしてくれた。

ギャルの姿にノリノリのひみこ(左=池畑慎之助)と愛子(麻生久美子)【写真:(C)NHK】
ギャルの姿にノリノリのひみこ(左=池畑慎之助)と愛子(麻生久美子)【写真:(C)NHK】

ギャル姿演じた麻生久美子、キムラ緑子、池畑慎之助

 俳優の橋本環奈が主人公・米田結を演じるNHK連続テレビ小説『おむすび』(月~土曜午前8時)の第83回が29日に放送され、ひみこ(池畑慎之介)や愛子(麻生久美子)、美佐江(キムラ緑子)らがギャルに変身する姿が描かれた。歩(仲里依紗)がチャンミカ(松井玲奈)の古着店の経営危機を救うためSNSを利用。3人のギャル姿をSNSで紹介した。制作統括の真鍋斎氏や演出を担当する盆子原誠氏が取材に応じ、3人の衝撃的なギャル姿の狙いや3人の反応などを明かしてくれた。

 最初にひみこのギャル姿が登場して驚いたが、その後も愛子や美佐江、商店街の人たちも次々とギャルに変身した。ここまで振り切った展開の狙いを聞いた。

 真鍋氏「“ギャル”というのはひとそれぞれの捉え方があると思いますが、我々としては年齢や性別、国などの壁を軽やかにポジティブに乗り越えてゆく精神を持つ人と捉えていて、それはいろんな職業にもあてはまるだろうと考えました。そういう垣根を越えてコミュニケーションをとることで人々が活気づいていく様をメッセージとして伝えたいという思いがこのドラマの根底にあります。その一環です。ちょっとしたことで気分が上がることは多かれ少なかれ誰にでもあること。そういうことを表現したいと考えました」

 3人のギャル化にあたり、何かコンセプトなどはあるのだろか。

 盆子原氏「ギャルについてのとらえ方はいろいろあると思いますが、その人たちが普段は着ないような物や色味、姿かたちなどで作ろうということをコンセプトにやったのが出発点です。なので、普段のキャラクターでは絶対に着ないような服、かつ似合っていて、ただし、若く見せようとせずにできることを美術チームと考えて制作しました」

 3人それぞれの舞台裏も紹介してくれた。

 盆子原氏「ひみこさんのファッションについては、池畑さんの自前の服と我々が準備した服をミックスしていい形に仕上げました。池畑さんご自身にもカツラなども選んでいただきながら話し合いながら造形していきました。愛子さんは普段はカジュアルでさっぱりしたかわいらしい服装なので、そうではない方向でカッコいい、ちょっとロックぽいというか、普段は着ない丈の短さ、柄とか……。ただ、何となく赤がテーマカラーとしてあるので、色だけは愛子さんらしさを残してつくりました。ご本人は大変気に入っていました。美佐江さんは普段は民族衣装のような衣装がコンセプトになっているので、そうじゃない部分の色味と丈の短さにトライしていただきました」

 3人の反応、感想も気になる。

 盆子原氏「池畑さんはメイクをご自身でなさり、麻生さんも『もっとやりたい』とおっしゃるなど、お三方ともノリノリでした。ふん装が特殊過ぎるので、撮影の日は最後に写真を撮って終わるという感じでしたが、みんなで盛り上がりまくっていて、三者三様にテンションは高かったと思います」

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