中居正広さんの芸能界引退は「非常に大きな問題」 立岩陽一郎氏が持論「原因の1つにフジテレビの今までの対応がある」

ジャーナリストの立岩陽一郎氏が23日、木曜レギュラーを務めるMBS『よんチャンTV』(月~金曜午後3時40分)に出演。番組では冒頭から、女性とのトラブルが報じられてきたタレント・中居正広さんの引退発表を特集した。

中居正広さん【写真:ENCOUNT編集部】
中居正広さん【写真:ENCOUNT編集部】

『よんチャンTV』に出演

 ジャーナリストの立岩陽一郎氏が23日、木曜レギュラーを務めるMBS『よんチャンTV』(月~金曜午後3時40分)に出演。番組では冒頭から、女性とのトラブルが報じられてきたタレント・中居正広さんの引退発表を特集した。

 中居さんは有料の会員サイトで芸能界引退を表明。「これで、あらゆる責任を果たしたとは全く思っておりません。今後も、様々な問題に対して真摯に向き合い、誠意をもって対応して参ります。全責任は私個人にあります」などという文面が紹介された。

 同時にこの日、トラブルに社員の関与が報じられたフジ・メディア・ホールディングスの臨時取締役会が開催されたことを取り上げた。連結子会社のフジテレビ・港浩一社長が17日にテレビカメラを入れないなど“クローズ”状態で会見。社員の関与を否定し、事案発生直後の2023年6月初旬に認識したことなどを明かしたが、多くの質問に対して答えを控えたことなどに批判が殺到した。

 立岩氏は「中居さんが今回、引退を選ぶことになってしまった原因の1つにフジテレビの今までの対応があると思います」と話し、「1つの大きな芸能界の才能を失うってことになるわけですよね。もし、フジテレビが最初からある程度、明確な情報開示をしていれば、ひょっとしたらこうはならなかったかもしれないということでいれば非常に大きな問題」と続けた。

「なおかつ、フジテレビだけではなくて、一般視聴者から見ると、『テレビ局はみんなこうだ』と思われちゃうわけです。それだけものすごく大きな問題なんだということをフジテレビは今からでも把握して、ちゃんと自社の関与が『ない』ではなくて、『なぜないと言い切れるのか』そこまでを明確にしないと。『ないです。あとはわかりません』じゃダメです」とピシャリ。また、立岩氏は「たぶん中居さんは(設立された後)第三者委員会の調査に応じる覚悟でしょう。この文章だと。応じてほしいしね。応じるという覚悟で書かれたと私は思いますけどね。それを見たいと思います」と見解を披露した。

 さらに、フジテレビへのCM見合わせは少なくとも75社とされていることに、フジの『めざまし8』にも出演する立岩氏は「深刻ですね」と発言。「フジテレビの番組をやってるから、スタッフとかプロデューサーとか話しますけど、みんな怒ってますよ、経営陣にね。なかなかないです、こんな状況はね」と打ち明けつつ、「不幸中の幸いはフジテレビも一応、隠してなくて番組で取り上げるようになってますよね。これはいいことです。だけど、それで終わっちゃいけない」と指摘した。

「第三者委員会を開いて、社長が(17日のような)ああいう会見じゃなくて、明確な形で答えられるような会見を設定するってことは(当然)、メディアですからね。メディアやめるならどうぞやめてくださいですよ。でもメディアでしょう? やることはわかってるわけですよ」と厳しく言い放った。

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