フジCM見合わせ、前日20日までに75社 『イット!』が自社状況を報道…調査委員会の問題点も
フジテレビ系ニュース番組『Live News イット!』(月~金曜午後3時45分)は21日、同局のCM放送の見合わせが、前日20日までに75社に及んでいると報じた。いずれもタレント・中居正広の女性トラブルを巡る問題で、社員関与が週刊誌で報じられた同局の港浩一社長が「閉鎖的記者会見」を実施した後の動き。ACに切り替えたCMの本数は350本以上に及んでいるとしている。
ACに切り替えたCM本数は350本以上
フジテレビ系ニュース番組『Live News イット!』(月~金曜午後3時45分)は21日、同局のCM放送の見合わせが、前日20日までに75社に及んでいると報じた。いずれもタレント・中居正広の女性トラブルを巡る問題で、社員関与が週刊誌で報じられた同局の港浩一社長が「閉鎖的記者会見」を実施した後の動き。ACに切り替えたCMの本数は350本以上に及んでいるとしている。
『Live News イット!』が、独自取材でフジテレビのCM差し替え状況を報じた。他媒体の報道では今日の段階で「50社以上」だったが、「CM見合わせの企業75社(きのうまで)、『AC』に差し替えたCM350本以上」とナレーション入りで伝えた。
その後、企業のリスク管理に詳しい桜美林大・西山守准教授の「一言で言う説明不足ということです。会社としてこの問題に対処してきたんですか。そういうことが問われている」とのコメントを紹介。メインキャスターの宮司愛海アナウンサーは「『イット』ではこの問題について真摯(しんし)に受け止め」と前置きし、CM見合わせの動きの要因となった17日の「閉鎖的会見」などを振り返った。
そして、同会見で発表された「第三者の弁護士を中心にした調査委員会」の問題点にも触れ、日弁連ガイドラインに基づいた「第三者委員会」との違いを比較。西山氏の「長期的に見ると、第三者委員会という形を取った方がいいのでは」とする見解も伝えた。