由薫、初の朗読劇に挑戦 『ピーター・パン』に新発見「知ったつもりになっていた」
シンガー・ソングライターの由薫と俳優の菜々香が15日、東京・南青山のsong & supper BAROOMで行われた朗読劇・Song Storytelling in BAROOM「ピーター・パンとウェンディ」の公開稽古に出席した。
菜々香と互いの印象について語る「波長が合う」
シンガー・ソングライターの由薫と俳優の菜々香が15日、東京・南青山のsong & supper BAROOMで行われた朗読劇・Song Storytelling in BAROOM「ピーター・パンとウェンディ」(2月3日から上演)の公開稽古に出席した。
同公演は、シンプルな演出と耳なじみのある音楽で朗読×音楽の力を最大に生かした作品。2人の役者のみで世界観を作り上げる。円形ステージならではの臨場感、非日常を感じる空間で『ピーター・パン』の世界に没入することができる。演出は小見山佳典氏が手掛ける。
公開稽古では、劇中で披露される『Fly Free』と『To The Next』の2曲を公開。ヘッドセットをつけた2人がセリフを交わしながら、ピアノの生演奏をバックにしっとりと歌い上げた。
稽古後に行われた会見で、小見山氏は「『ピーター・パン』のお話ってこんなお話だったかなと思われるかもしれません」と音楽中心となった今作について説明した。
ピーター・パン役を務めた由薫は『ピーター・パン』について、「すごく知ったつもりになっていたなと正直思いました」と新発見があったとした。
今回が初対面だったという2人。互いの印象について、ウェンディを演じた菜々香は「私より年下なのにすごい落ち着いて周りを観察する。あどけなさもあって、ピーター・パンな感じもある。由薫ちゃんは面白い人なので、緊張していたけど楽しみです」と朗読劇に初挑戦する由薫の素顔を明かした。
また、由薫も「少女らしい可憐さと大人っぽい母性が同居している方」と印象を明かし、「菜々香さんの声は地声だと低めで落ち着いているけど、歌ったら高くて、声の幅が広い方です。凛とした声を皆さんに注目して聞いてほしいです」と語った。
さらに菜々香が「波長が合う」と2人の空気感について触れると、由薫も「『2人の声、すごい合うね』って言われたのがすごいうれしかった」と続けた。
同公演は由薫×菜々香のほか、田中真琴×紫吹淳、谷口あかり×銀粉蝶の3ペアで上演される。