お笑いコンビ・とろサーモンの久保田かずのぶが15日、テレビ朝日系『耳の穴かっぽじって聞け！』（火曜深夜2時34分）に出演し、若手芸人たちの考え方に苦言を呈した。

　この日は、「若手芸人の本音～売れ方がうらやましい芸人ランキング～」をテーマにトークが繰り広げられた。注目のランキングには9位にダイアン、7位にきしたかのとひょうろくがランクイン。ダイアンには「津田さんがかわいげだけで売れていてうらやましい」、きしたかのには「先輩たちにイジられてうらやましい」、ひょうろくには「さらば（青春の光）さんに可愛がってもらっていて……」といった意見があった。

　これを受け、久保田とウエストランド・井口浩之は「かわいげだけではないだろ」「気に入られて……ばっかし」「他人のメシで腹いっぱいになろうとしてる芸人どもが」と辟易。久保田は「こういうヤツが増えたね。コバンザメみたいなヤツが、ホント」とし、「誰かに気に入られたい。懐に入ればいい。仲良くして飯食えれば仕事がもらえる……。ねぇからな、そんなの！」とブチ切れた。

　その流れで久保田は同期の南海キャンディーズ・山里亮太の名を出し、「一緒に苦労してメシ食ってて、M-1出てから仕事がバッて増えていったから、『やっぱ、おもろい人ってこれでイケるんだ。頑張ろう。うらやましいな』って思ったのはある」と告白。井口が「自分がこう、合う人というか、すごいなって思ってる人が売れてくと、『あ、これで合ってるんだ』みたいな……ね」と同調すると、「こいつらって、おもしろいなって自分が思ってることの指標がないわけでしょ」と一蹴した。

　また、5位のやす子に「早めにネタからひな壇へと行けたので……」、4位の狩野英孝に「愛されそうな人間性を活かしてYouTubeやゲーム配信でも活躍してる」といったコメントがあると、久保田は「YouTube、SNS、番組で呼ばれた時の立ち回りだけを全部、見てて。これはやらなきゃいけないことにも、もちろん入るじゃないですか。ただ、YouTubeとかネット系って、ある程度、メシ食え出したら小銭稼ぎでしかない」と発言。「だから俺たちはYouTuberじゃないわけ」とし、「なのに、こいつらはそういう簡単なたぐいで名前を揚げようと思ってて。やることの順番、好きなものを食べる順番を大事にしてほしいよね」と熱弁した。

　これに井口が「ホントにそこですよね」とうなずくと、久保田は「ネタをやりたいっていうのが最初じゃないの？　順番で」と落胆。「お前たちが拒否した、ネタに書くという文字。何百、何千これから書いていく文字を拒否するんだったら、お前たちがひな壇に出てきても、口からおもしろい文字は出てこないからな」とも警告すると、井口も「ホントに、その通りです。結局、そこは地続きですから。ネタをやってないと、絶対にダメですけどね」と続けた。