お笑いコンビ・モグライダーの芝大輔が13日、日本テレビ系『大悟の芸人領収書』（月曜午後11時59分）に出演。地方の飲食店でのエピソードを語り、共演者たちを笑わせた。

　芝は、『M-1グランプリ』の準決勝および決勝進出者による『M-1グランプリツアー』に参加。宮城県での公演時、オズワルドの伊藤俊介、マユリカと共に「お昼を食べに行こう」と飲食店に入ったそうだ。そこは、「そんなに大きくないお店だったんですけど、満席だったんですよ」。しかも、「パッて見たら、座ってるのが全員、漫才師だった」そうで、「芸歴的には僕が一番上」だったという。

　そんな中、芝は牛タンを注文。「めっちゃうまいな」と舌鼓を打つも、「そうか。これ……会計……」と芸人特有の慣習を思い出したそうだ。これにMCの千鳥・大悟らが「そうねぇ」とうなづくと、芝は「俺はずっと大悟さんとかにご飯を連れて行ってもらった。例えば、行った店に違うグループで来ている芸人がいても、あの人は払ったりしてる」と発言。「ここは腹を決めて行こう」と決意し、「いいよ。こっち持ってきて」と後輩たちの伝票を受け取ったものの、ふとガラスに映った表情は眉間にしわが寄り、「北村一輝みたいな顔だった」そうだ。

　その額は3万9640円。年配の店員さんが「全員分、払うんですか？」と聞く中、芝は「いいんです、いいんです。僕が一番先輩なので……」と答えたそうだが、ここで立て続けに質問が飛んだ。「みなさんは、なんの寄り合いですか？」。芝は「実は、ここの近くで『M-1ツアー』っていうのをやっていて。みんな、芸人なんですよ」と説明。店員さんは「あっ、そうでしたか」と納得したそうだが、続けて「あの……振込詐欺の集まりかと思っちゃって……。ちょっと心配になっちゃってて……」と明かしたという。

　このエピソードにはスタジオも大爆笑。芝は「俺、あれだけ気に病んで覚悟を決めて払ったのに、振り込め詐欺の親玉だと思われてた」と嘆き、さらなる笑いを巻き起こした。