大学入学共通テストを今週末に控え、受験生にとってはいよいよ最後の追い込みの時期が到来している。そんな中、身近な文房具の価格について触れた現役高校生の投稿が、ネット上で大きな話題を呼んでいる。旧帝大志望の高校2年生だという投稿者に話を聞いた。

「こんだけしか無いのかシャー芯　これで150円とか受験生辛すぎるだろ」

　今月11日、SNS上に投稿された写真には、文具メーカーのケースに入ったシャープペンシルの替芯が収められている。

　投稿は2000件を超えるリポスト、8万件の“いいね”を集めるなど話題に。「え？　使用中のじゃなくて新品ですか」「昔もっと入ってたよな」「昔はケース幅いっぱいに入ってた記憶が…」「削るのは鉛筆だけにして欲しい…」「0.3かな？　少ないよな、、、」「今はこんな少量なのかと驚いたら0.3か。0.3は昔からこんな印象」「0.3mmの少なさと割高感は異常」「受験生の時、空のシャー芯ケースがどれだけ増えるかをモチベにめっちゃ頑張った」「受験勉強はシャーペンじゃなくてボールペンでやった方が捗るよ」など、さまざまな反応が寄せられている。

　この他、「硬いの使ったらいい」「0.5ミリ使ったらいい」「鉛筆使ったらいい」などアドバイスの声も。一連の反響について、投稿者は続く投稿で「受験本番でペン音で周囲に迷惑がかからないようにペン先が柔らかいのを試しています。普段はHBですが、写真のはBです」「写真のは0.3mmですが、この理由は僕が0.3を長年愛用してるからです。検討します」「僕が写真撮る時に不意に左端にシャー芯が固まってしまったと思います」などとつづっている。

「普段はボールペンで勉強しているのですが、先日買った受験用のシャーペンを使うために久々にシャー芯を購入した際、ケースに対する本数の少なさに驚いたので投稿しました」と投稿者。ただ何気なく思ったことを投稿しただけだといい、「想像以上の反響に驚きました。投稿に対して、いろいろと解決策を考えてくれたことは素直にうれしかったです。一方で、意図せずシャー芯が少なく見えるような画像を使ってしまったために、フェイクを疑う方もいました。そういった方々には実際に（現物を）見てもらいたいと思いました」と話している。

　メーカーの公式サイトによると、投稿にあるシャープペンシル替芯は0.3ミリで20本入り220円（税抜200円）、0.5ミリは40本入りで220円（同200円）となっている。別のメーカーでも0.3ミリは25本入りで220円（同200円）、0.5ミリは40本入りで220円（同200円）で、0.3ミリは0.5ミリと比較して割高となっているようだ。