「映画ドラえもん のび太の新恐竜」がより一層楽しめる 学習ムックやオリジナル漫画が登場

小学館の幼児・学習雑誌に1970年1月号に初登場して以来、今年で50周年を迎えた世界的な人気キャラクター「ドラえもん」。7日からは“映画ドラえもん”シリーズ40作目となる「映画ドラえもん のび太の新恐竜」が公開となった。今作のテーマは、老若男女問わず不動の人気を誇る恐竜だ。完全オリジナルストーリーで届けられる「新しい恐竜と、新しいのび太の物語」に、期待の声が多数寄せられている。今回、新たな物語の魅力がさらに広がる、読み物をピックアップ。映画の鑑賞前にも鑑賞後にもおすすめだ。

「映画ドラえもん のび太の新恐竜」(C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2020
「映画ドラえもん のび太の新恐竜」(C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2020

「映画ドラえもん のび太の新恐竜」が公開

 小学館の幼児・学習雑誌に1970年1月号に初登場して以来、今年で50周年を迎えた世界的な人気キャラクター「ドラえもん」。7日からは“映画ドラえもん”シリーズ40作目となる「映画ドラえもん のび太の新恐竜」が公開となった。今作のテーマは、老若男女問わず不動の人気を誇る恐竜だ。完全オリジナルストーリーで届けられる「新しい恐竜と、新しいのび太の物語」に、期待の声が多数寄せられている。今回、新たな物語の魅力がさらに広がる、読み物をピックアップ。映画の鑑賞前にも鑑賞後にもおすすめだ。

 まずは、「恐竜ガールと情熱博士と福井県立恐竜博物館、誕生秘話」(小学館)。「映画ドラえもん のび太の新恐竜」の恐竜監修を担当した福井県立恐竜博物館の誕生をめぐる、夢と希望と情熱のノンフィクション物語だ。

 1982年、福井県境に近い石川県の山中で、中学生の少女・亜規さんが不思議な石を拾った。それから3年後の夏、岩石や化石の名前を教えてくれるイベント「名前をつける会」に、亜規さんが大切に保管していた石が持ち込まれる。「これは中生代白亜紀の肉食恐竜の歯です!!」「恐竜? 怪獣みたいな? それともネッシーみたいな生き物のこと?」……。当時は、日本海側からは恐竜の化石は発見されておらず、恐竜が怪獣や幻の生き物のようにとらえられていた時代。大発見に胸を躍らせた学芸員、福井県立博物館の東洋一さんは発掘調査に乗り出すが、恐竜化石発掘には多くの壁が立ちはだかり……。今や世界三大恐竜博物館と呼ばれる、福井県立恐竜博物館。その誕生までの汗と涙の奮闘記を、エピソード漫画や恐竜ミニ図鑑をまじえながら伝える。

次のページへ (2/3) 映画「のび太の新恐竜」がより深く楽しめる学習ムック
1 2 3
あなたの“気になる”を教えてください