【No No Girls】現役高校生FUMINO 動画配信のアンチアカウント明かす「誰にも聞いてもらえない」

SKY-HIがCEOを務めるBMSG初のガールズグループオーディション『No No Girls』の第14回『Ep.14/ Final Round -Letters to No No Girls-』が、BMSGのYouTubeチャンネルで10日に配信された。

『No No Girls』の第14回が配信された【写真:X(@hulu_japan)より】
『No No Girls』の第14回が配信された【写真:X(@hulu_japan)より】

ダンスが強みのKOKOは過去に「もっと目立たないように個性を全部抑えて踊って」

 SKY-HIがCEOを務めるBMSG初のガールズグループオーディション『No No Girls』の第14回『Ep.14/ Final Round -Letters to No No Girls-』が、BMSGのYouTubeチャンネルで10日に配信された。

 同オーディションはプロデューサーにラッパーでシンガーのちゃんみなを迎え、「身長、体重、年齢はいりません。ただ、あなたの声と人生を見せてください」というメッセージでスタート。今日11日に神奈川・Kアリーナ横浜で最終審査『No No Girls THE FINAL』が開催される。

 最終審査に挑むのは、KOKO、KOKONA、KOHARU、JISOO、CHIKA、NAOKO、FUMINO、MAHINA、MOMOKA、YURIの10人。ちゃんみなは10人と面談し、自身の楽曲の中からそれぞれのソロ審査の楽曲決めを行った。今回は、KOKO、KOHARU、CHIKA、FUMINOの楽曲が決まる様子が放送された。

 ダンス歴14年のKOKOは、「どんな『No』と闘ってきたのか」と聞かれ、過去のいじめを告白。幼い頃から1人でステージに立つ機会が多かったことから、いじめられていたという。まだダンスの場でも「あなたが目立ち過ぎているから、もっと目立たないように個性を全部抑えて踊って」と言われることが多かったといい、「そこでさらに落ち込んじゃって」と苦しみを吐露。「自分がいじめを受けたからこそ、弱い者を攻撃する価値観をなくしたい。自分自身に希望を与えながらも、人に希望を与えていきたい」と理想のアーティスト像を語った。ちゃんみはな、KOKOが2次審査でも選んでいた『ダリア』をソロ曲に勧め、「KOKOの言っていたことにぴったりな気がする」と提案した。

 母と姉がダンサーというダンス一家で育ったKOHARUは、「周りからNoと言われた経験は特にはなくて、すごく恵まれた環境で育ってきたと思っている」と語り、「じゃあなんで、『No No Girls』なのかというと、自分が自分自身をずっと否定してきた。一言で言ってしまえば、自信がない人間」と明かした。これまで、自分で可能性を否定し世界を狭めてきたといい、「このオーディションなら私は変われるかもしれない、という可能性を感じたから応募しました。『人は変われるんだよ』っていうのを一番に伝えたい」と語った。

 ちゃんみなは3拍子の美しいメロディーが印象的な『ディスタンス』を提案。「KOHARUの世界観でKアリーナ横浜をいっぱいにしてほしい。KOHARUの人生を見せてほしい」と背中を押した。

 圧倒的な歌唱力を誇るCHIKAは、大手事務所所属の経験がありながらも“自信のなさ”を指摘されてきた。「いろんなオーディションにも何回も落ち続けているから、自分で自分にダメって言い続けた分、心が弱くなりやすい」と自己分析。「過去に『体形がダメだから』と言われた時も、『そういう自分がダメだから落とされたんだ』って(認めてしまった)」と振り返り、「胸を張って自分の音楽を伝えられる人間になりたい。寄り添えるアーティストになりたい」と“語った。

 ちゃんみなは、「CHIKAみたいなアーティストが、ステージに強く立って肝が座っている状態でパフォーマンスしてくれるだけで、救われる人ってたくさんいる」と語り、「ただ、“手を引っ張ってあげるところ”まで強くなきゃいけない。人の人生を引っ張っていけるようにならなきゃいけない」と、“真の強さ”を説明。CHIKAのソロ曲に、ちゃんみな自身がデビュー当時に受けた誹謗中傷の経験をもとに4年かけて制作した、ルッキズムに対する反骨新を歌う『美人』を提案した。

 裏声を克服しさまざまな歌い方ができるようになったFUMINOは、現役高校生。SNSに弾き語り動画を配信し、5万人の登録者を誇る。しかし学校生活は辛いものだったと明かす。「私のアンチアカウントをやっている人がいて、それが学校中に広まって、1人で学校生活を送っていました。アンチアカにはよく分からないことばかり書いてあって、『違うんだけど』と思っても、誰にも聞いてもらえない」と振り返った。

 ちゃんみなが「しんどかったね」と寄り添うと、「自分が思っていることを隠しちゃう人っている。辛いけど、辛いと人には言えないで、自分でも気づけなくてそのまま壊れちゃう。そういう時に伝えられる手段として、私には歌がある。『1人じゃないんだよ』と音楽で伝えたい」と語った。そんなFUMINOにちゃんみなは、『In The Flames』を提案。同曲は、ちゃんみなが“外側で判断されること”に対して疲れた時に作られた楽曲で、前半の英語歌詞と「すっぴん」を表したピアノの弾き語りが特徴。FUMINOも見せ場のひとつであるソロピアノに挑む。

○候補者のソロ曲
KOKO/ダリア
KOHARU/ディスタンス
CHIKA/美人
FUMINO/In The Flames

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