「足」が自慢で「内装もすごい」 ロードスターのカスタムに脱帽 細部にこだわった“唯一無二”
千葉・幕張メッセで10日から開幕した『TOKYO AUTO SALON 2025』(東京オートサロン、12日まで)で、株式会社オートバックスセブン・オートバックスグループの出展ブースが存在感を放っている。「A PIT AUTOBACS」ブースでは、超クールなカスタムデモカー9台が圧巻オーラ。新たなチューニング専門工場のオープンが決定するなど、勢いを感じられる。
A PIT AUTOBACS 新木場にチューニング専門工場が完成
千葉・幕張メッセで10日から開幕した『TOKYO AUTO SALON 2025』(東京オートサロン、12日まで)で、株式会社オートバックスセブン・オートバックスグループの出展ブースが存在感を放っている。「A PIT AUTOBACS」ブースでは、超クールなカスタムデモカー9台が圧巻オーラ。新たなチューニング専門工場のオープンが決定するなど、勢いを感じられる。
東京・江東区と京都・右京区の2店舗を展開するコンセプトストア「A PIT AUTOBACS」。東京のA PIT AUTOBACS SHINONOMEが研究・開発を続けてきたカスタムカーがズラリ並んでいる。GR86をはじめ、アバルト595、スイフトスポーツ、テスラ モデルYなど、ド派手なチューンアップが印象的だ。
中でもイチオシは、マツダ・ロードスター。独特な光沢の外観に目を奪われがちだが、注目は「足」だという。担当者は「HKSさん、スーパーオートバックス浜松、A PIT 東雲、レーシングドライバーの木下みつひろさんによる共同開発のサスペンション『HKS HIPERMAX GATE SPEC』が最大のポイントになります。それに、内装もすごいですよ。ステアリングからダッシュボード、ドアレバー、すべて張り替えています」。トランクを開けるとびっくり。細部までこだわったカラーリングの統一感は舌を巻く仕上がりだ。
東雲店はロードスターとの大きな接点を持っている。毎月第2水曜日に、ロードスターオーナー向けの「ナイト・ミーティング」を継続開催。オーナー同士の交流の場を設けており、ロードスターへの愛と情熱が結実した格好だ。
A PITの新展開にも注目だ。東京・新木場に、チューニング専門工場が今月24日にグランドオープンとなる。その名は「A PIT AUTOBACS SHINONOME PERFORMANCE FACTORY」だ。
工場の作業場を生で見ることができる施設づくり。少数精鋭の専任スタッフ3人による懇切丁寧な“顔が見える”対応が売りで、「より密にじっくり相談したいユーザーに向けて、文字通りに唯一無二の車を作る場を提供したいと考えております」。スイフトをメインに、今後はアバルトのカスタムも視野に入れていくという。
この「A PIT AUTOBACS」ブースには、華やかさが際立つもう1つのポイントも。マツダ・オートザムAZ-1と日産R35GT-Rの“二刀流カーライフ”で知られる、のんちゃんRがブースに立って魅力を振りまいている。
オートバックスセブンは今後の新商品開発にも注力
「AUTOBACS」ブースも、スタイリッシュで見応えたっぷりだ。オートバックスセブンがスポンサードしているレーシングチーム『ARTA』。元F1ドライバーの鈴木亜久里氏が総監督を務め、“ドリフトキング”こと土屋圭市氏がエグゼクティブ・アドバイザーを担っている。今回、2024年シーズンで活躍したARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8のレース車両が展示され、来場客が熱心に写真に収めていた。
また、「EVカー(電気自動車)で楽しむアーバンライフ、走る楽しさスポーツカーライフ、自然を楽しむバンライフ」の3つのテーマを軸に、多様なモビリティーライフを提案。さらに、土屋氏をアドバイザーに迎え、各チューニングパーツメーカーと共同開発を進めていたHyundaiのIONIQ 5 N 専用オリジナルパフォーマンスパーツを会場で初披露。スポーツタイプの同モデルの走りを、よりパワーアップさせた特別なデモカーがキラリと輝く。
11日、12日には特別イベントとして、鈴木総監督、土屋氏、野尻智紀選手(11日のみ)を迎えたフォトセッション&サイン会を開催する予定だ。
同社では、テスラ専用カー用品やARTAブランドの新シリーズを発表するなど、新商品のリリースを推し進めている。今後も、新たな商品開発に注力していくという。