歌舞伎俳優と伝説的シンガーの意外な交友関係 中村芝翫の実家でギターを弾いていた人物
歌舞伎俳優の中村芝翫が22日、BSフジ『ハートフルTV「虫のしらせ」』(日曜深夜0時)に出演。学生時代の交友関係を明かし、共演者たちを驚かせた。
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BSフジ『ハートフルTV「虫のしらせ」』に出演
歌舞伎俳優の中村芝翫が22日、BSフジ『ハートフルTV「虫のしらせ」』(日曜深夜0時)に出演。学生時代の交友関係を明かし、共演者たちを驚かせた。
番組ラストで、中村はカラオケを歌った。曲は矢沢永吉の『時間よ止まれ』。中村は矢沢のファンで、その理由は中学生時代、矢沢がベース・ボーカルを務めたバンド・キャロルがはやっていたからだという。当時、中村家にはドラムやギターがあったそうで、中村は「僕の青春」と回想。「その時に、ある男の子が来て、ずっとギターを弾いたり、ドラムを叩いたり」していたそうで、その男の子は、なんと「尾崎豊くん」だという。
これにレギュラーメンバーの榊原郁恵らが仰天すると、中村は「尾崎豊くんが、高校からこっちに入られてね。なぜかね、うちの親父がすごいかわいがって」と説明。家に泊まったこともあるそうで、そんなある日、中村は尾崎さんの感性に感服したことがあるという。それは、「道成寺」という歌舞伎舞踊の演目を尾崎さんが見た時のこと。15段で構成される道成寺は、そのうちのひとつに「山づくし」があり、父・七代目中村芝翫は舞台を一周、歩いたそうだ。
この演技に尾崎さんは、「あれで山を一周、登ってましたね」。父は「お前、よく分かるな」と感心した一方、中村は「僕、その時に初めて『山づくしって、あそこの山を登っていくんだ』って知った」そうで、「そういう感性の持ち主でしたね」と振り返った。
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