Huluオリジナル『コンコルディア／Concordia』のステージが、千葉・幕張メッセで開催中の「東京コミックコンベンション 2024（東京コミコン）」内で行われ、本作に出演している歌手で俳優の中島健人が登壇した。

　本作は、カメラとAIに生活の全てを網羅された社会“コンコルディア”が舞台。自由で公正で人間らしい社会を保証するために作られたコンコルディアで、起こりえなかった殺人事件が発生し、コミュニティに一筋の闇を残す。中島は本作で自身初の海外ドラマに出演し、コンコルディアの技術責任者である重要人物、A・J・オオバを演じた。

　本作では中島が作詞・作曲を手がけた楽曲『THE CODE』がチアリングソングとして採用されている。中島は撮影地のローマでプロデューサーや共演者たちが開いてくれた歓迎会に出席した際、中島は「僕は俳優だけでなく音楽もやっているので、いろんな側面をドラマに尽力できないのかなと思って『曲をやらせてもらえないか』」と相談したという。するとプロデューサーから「主題歌は設定しないため、それはできない」との返事が。

　それでも中島は「撮影中にインスピレーションが湧いたので、曲を作ってしまった。僕がこのドラマの主題歌を作ったならこうなる、と。意外といい感じになったので、そのまま送った。そしたら連絡がきて『劇中に使われたぞ』みたいな。すごくうれしくて感激しちゃいましたね」と笑顔で回想した。

　この日、会場の大きなスクリーンでは中島が『THE CODE』と劇中映像を組み合わせた特別PVが初公開。サプライズとなった中島は「うわ、すげ～」と感激しっぱなしで、見終えると目を赤くし、「いや、ちょっと……。危ない。危ないですね、これ」とあわや涙だった。

　中島は「これはまだ言ってない情報ですが、『THE CODE』の中島健人本人のミュージックビデオ（MV）も作りまして」と新情報を披露すると、会場のファンから喜びの声が。「その撮影が昨日あって、『コンコルディア』に対して敬意を表したMVになっているので、ぜひともドラマと一緒に楽曲も楽しんでいただけたら」と呼びかけた。