横浜流星、18歳で脱獄する死刑囚の役に「心身ともに疲弊しました」「この役に出会えたことは大きかった」
俳優の横浜流星が29日、都内で行われた映画『正体』初日舞台あいさつに、吉岡里帆、森本慎太郎(SixTONES)、山田杏奈、山田孝之、藤井道人監督と共に登壇した。
映画『正体』初日舞台あいさつ
俳優の横浜流星が29日、都内で行われた映画『正体』初日舞台あいさつに、吉岡里帆、森本慎太郎(SixTONES)、山田杏奈、山田孝之、藤井道人監督と共に登壇した。
本作は、染井為人の同名ベストセラー小説を、映画『新聞記者』や『余命10年』の藤井道人監督、横浜流星主演で映画化。日本中を震撼させた殺人事件の容疑者として逮捕され死刑判決を受けたが脱走し、潜伏を続ける主人公の鏑木(横浜)の行動を通して、彼がなぜこういった行動をしているのかをあぶりだすサスペンスエンターテインメント。
これまで映画『ヴィレッジ』をはじめ数々の作品でタッグを組んできた藤井監督と約4年をかけて作品に取り組んできた横浜。第49回報知映画賞では横浜が主演男優賞、吉岡が助演女優賞、そして作品賞の3冠を獲得。
横浜は「藤井監督とは出会いの作品が『青の帰り道』で、そのとき映画が完成して届けられることが当たり前じゃないことを学びました。この作品も紆余曲折があったなか、こうして皆さんに届けられること、心より感謝しています」としみじみ。
さまざまな困難を乗り越えて初日を迎えられたことに横浜は「こうしてすてきな方々と出会えて、作品作りができました。僕にとって一つの集大成となる作品になりました」と笑顔で語っていた。
また、報知映画賞で主演男優賞受賞について「公開前にも関わらず選んでいただいたことには感謝です」と語ると「なによりも作品賞を受賞したことがうれしい。携わった関係者におめでとうございます」と自身の受賞よりも作品が評価されたことに喜びを述べると、脱獄する死刑囚という役について「18歳で多くのものを背負った鏑木という男のまっすぐさを維持するのは心身ともに疲弊しましたが、この役に出会えたことは大きかった」とかけがえのない経験になったことを明かしていた。