HiHi Jets作間龍斗は「耳がすごくいい」 岡山弁に桜井日奈子が太鼓判「全然緊張しない人です」
HiHi Jetsの作間龍斗(22)の主演舞台『138億年未満』が23日に東京・本多劇場で初日を迎える。初日公演前に作間とヒロイン役の桜井日奈子(27)が囲み取材に応じ、舞台への抱負を語った。
主演舞台『138億年未満』で岡山の高校生に
HiHi Jetsの作間龍斗(22)の主演舞台『138億年未満』が23日に東京・本多劇場で初日を迎える。初日公演前に作間とヒロイン役の桜井日奈子(27)が囲み取材に応じ、舞台への抱負を語った。
本作は岡山を主な舞台に、夢を抱いた高校生たちの成長、挫折を描いた青春群像劇で、作・演出は福原充則氏。主人公で映画作りに打ち込んでいる映画同好会の高校生・小渕を演じる作間は、舞台単独初主演となる。
22歳の作間は主演を務めることに「演劇自体そこまで経験がなかったので、うれしくもありつつもプレッシャーの方が大きかったです。皆ていねいに教えてくださって、ほどよく緊張感と保ちつつ本番をしっかりやろうかなと思います」と抱負を見せた。
ダンス部のエース部員の韮沢を演じる桜井は、稽古場での作間のことを「頼もしいです。今も『座長らしくしてない』と言いつつも全然緊張しない人です」と話すと作間も「緊張しないですね……でも5分前になったらとてつもなく震え始めるかも」を話しつつ、「普段もそこまで緊張しないんですが、ほどよくは(緊張)しています」と意気込む。
桜井は本作の舞台となる岡山県出身で、共演者にも岡山弁をレクチャー。「蛙亭の中野周平さんと一緒に『こういうイントネーションだよ』って稽古していって、皆『しゃべりやすい』って言ってくれます。大阪弁は難しいけど、(岡山弁は)『楽勝だぜ』ってなります」という。作間の岡山弁についても「耳がすごくいいんです。本読みの時点で結構完璧に近いくらいしゃべれていたから、耳もいいし頭もいいんだなって感じました」と評した。
作間が「稽古場でも皆、普通に仲がよくて楽しんでいて、若返るような気分です」と演じての感覚を話すと、桜井は「若いよ!」といじりつつも「本当に落ち着いていらっしゃるから、勘違いしちゃうんですけど、若いんですよ」と作間の落ち着きぶりを話題にしていた。
作品のみどころを聞かれると、桜井は「大人にならないといけないタイミングで、誰しも自分の思い描いていた未来と現実が違っていたり、それに折り合いをつけないといけなかった記憶があると思います。この作品をきっかけにそういった大変だった時間を、愛おしいものとして思い出してもらえればと思います」と話した。作間も「いろんな夢を持っている人がいる中で、なかなか夢にたどり着けないし、たどり着いてもそれが果たして幸せなのかわからないこともあると思って。僕だけじゃなく皆さん大なり小なりそんな経験ががあるとこの舞台で感じます。つらい現実を見るような気もしますが、それがかえって今後の人生で安心感になるのかなとも思います」と語った。
そして作間は「今の夢」について聞かれると「先のことはあまり考えられないので『この舞台が本当に無事終わればいいな』と思うぐらいです」と、初主演の舞台を全力で完走することを誓った。
公演は12月8日まで本多劇場で、12月12日から16日まで大阪・サンケイホールブリーゼで上演される。