ヤクルト、巨人に所属した元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂が11日、日本テレビ系『しゃべくり007』（月曜午後9時）にゲスト出演。現役時代の乱闘を回想し、共演者たちを爆笑させた。

　この日は、「レア映像で振り返る昭和の野球名シーン」がテーマだった。1987年6月11日、熊本の藤崎台球場で行われた巨人対中日戦。デッドボールを食らった巨人のウォーレン・クロマティ氏が、中日の宮下昌己氏に右ストレートを浴びせたことに端を発した大乱闘が映し出されると、同じくゲスト出演の元巨人・宮本和知氏が「乱闘っていうのはベンチ全員で行かなきゃいけない」と説明した。

　しかも、「行かないと罰金」。これに周囲が「乱闘に行かないと罰金!?」「座ってるわけにはいかないの？」などと驚くと、宮本氏は「（当時は）多分、どの球団もそう」と続けた。

「あの時代で、巨人で有名どころの選手で真っ先に行くのは誰なんですか？」とレギュラーメンバーのチュートリアル・徳井義実が質問すると、ゲスト出演の元巨人・定岡正二氏は「レギュラーじゃない人が多い」と回答。長嶋も「レギュラーが行かないっていうのは、怪我をしちゃうから」と同調し、そのまま「俺は『控え』だったんで、いつも行ってた」と自虐した。

　ただ、乱闘でも「殴ったりはしない」そうで、「なんとなく参加してる雰囲気」を出していただけ。長嶋は「野球は暴力的なスポーツじゃないから、本来は」とし、「だから僕は、（乱闘は）嫌いなんです」と断言する場面もあった。