グローバルボーイズグループ・INIの木村柾哉が8日、都内で行われた映画『あたしの！』初日舞台あいさつに、ダブル主演の渡邉美穂、共演の齊藤なぎさ、山中柔太朗（M!LK）、メガホンをとった横堀光範監督とともに登壇した。

『別冊マーガレット』（集英社）で連載されていた幸田もも子氏による同名コミックスが原作。素直過ぎる性格で、自分にも他人にも嘘がつけない関川あこ子（渡邉）と、小学3年生からあこ子の親友である谷口充希（齊藤）。新学期の初登校の日、学校イチの超人気者・御共直己（木村）が、まさかの留年により2人の同学年となる。直己に一目惚れしてアプローチするあこ子と、「好きではない」と断言するものの、怪しい動きをする充希の負けられない恋の戦いを描く。

　本作の内容にちなみ、運命を感じたエピソードを聞かれると、木村は「彼（山中）と運命的な出会いを果たしたんですけど、実は柔太朗がM!LKとしてデビューする前に出会っていまして、僕もINIになる前だったんですけど、僕が柔太朗にダンスを教えていたんですけど、今回なんと親友として共演することになって、これは運命的な再会を果たしたなと思います。本当にうれしかったです」と目を輝かせた。

　また、キャスト同士で、初日を迎えた今だからこそ伝えたい気持ちを発表する一幕もあり、山中に対して木村は「柔太朗には僕の変なところまで受け入れて、仲良くしてくれてありがとう！」と感謝し、「（自身に）変なところがあるんですけど、そこさえも笑ってくれたり、イジってくれたりして、それがなかったら本当にヤバいやつになっちゃうので、そういうところをたくさん受け入れてくれてうれしいので、ありがとう」と笑顔で語った。

　これに、山中は「それも柾哉くんの魅力だと思うんです、僕は。確かに人間として少ないタイプなんですけど（笑）」と表現して会場の笑いを誘い、「不思議な雰囲気を持っているんですけど、本当に嫌なところが1個もなくて、柔らかくていつもニコニコしていて、僕の何倍も忙しいのに、朝、笑顔で『おはよう』って言ってくれて会うと元気が出るし、相談に乗ってくれたりしていつもお世話になっています。また違う作品でも共演したいし、音楽も一緒にできたらいいなと思っています」と仲睦まじいやりとりを見せた。