忌野清志郎と同じ“精四郎(きよしろう)”襲名する澤村國矢 兄貴・中村獅童から「ロックの神様だぜ?」

歌舞伎俳優の澤村國矢が25日、東京・中央区の歌舞伎座で行われた歌舞伎座『十二月大歌舞伎』の取材会に出席。同公演で襲名する「澤村精四郎(さわむらきよしろう)」の名前について語った。

取材会で「澤村精四郎」の名前について語った澤村國矢
取材会で「澤村精四郎」の名前について語った澤村國矢

十二月歌舞伎座『あらしのよるに』で芸養子と襲名披露

 歌舞伎俳優の澤村國矢が25日、東京・中央区の歌舞伎座で行われた歌舞伎座『十二月大歌舞伎』の取材会に出席。同公演で襲名する「澤村精四郎(さわむらきよしろう)」の名前について語った。

 國矢は一般家庭の出身で、9歳から劇団東俳や音羽グループに所属。子役として舞台や映像作品に出演し、12歳から世家真流家元・世家真ますみに師事し、日本舞踊を学んだ。歌舞伎は1988年、10歳の時に7月歌舞伎『義経千本桜』の子狐役で初舞台を踏んだ。その後、1995年に二代目澤村藤十郎に入門。同年に初代澤村國矢を名乗った。歌舞伎俳優・中村獅童が『超歌舞伎』で國矢に主役の機会を与えるなど引き立て、幹部にも推薦した。

 國矢は今回の『十二月大歌舞伎』第一部『あらしのよるに』で、師匠である澤村藤十郎(紀伊国屋)の芸養子となり、藤十郎の前名「澤村精四郎」を二代目として襲名する。

 精四郎(きよしろう)という名前の読み方が、2009年に亡くなったロックミュージシャンでRCサクセションのボーカル・忌野清志郎さんと同じことから、「僕は意識していなかったんですけど、うちの兄貴の獅童さんはロックなので、『いい名前だよ! だってロックの神様だぜ?』って言っていました」と明かした。

藤十郎の前名「澤村精四郎」を二代目として襲名する
藤十郎の前名「澤村精四郎」を二代目として襲名する

 自身はRCサクセションや清志郎さんの楽曲には詳しくないというが、「忌野清志郎と(同じ)いうのはすごく言われて。この精四郎は、口頭で呼ばれると(きよしろうだと)分かるけど、字だけを見ると(せいしろうと)間違える方が多いので、清志郎さんとうまいことリンクすれば!」と語り、「ロックの精神も引き継がなければいけないな」と報道陣を笑わせた。

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