パリ金・阿部一二三、役所広司主演映画に感銘「妥協してはいけない、最高の阿部一二三を作り続けたい」

東京&パリ五輪柔道金メダリストの阿部一二三選手が24日、都内で行われた映画『八犬伝』公開前日先行上映イベントに、磯村勇斗、役所広司と共に出席した。

イベントに登壇した阿部一二三【写真:ENCOUNT編集部】
イベントに登壇した阿部一二三【写真:ENCOUNT編集部】

映画『八犬伝』公開前日先行上映イベント

 東京&パリ五輪柔道金メダリストの阿部一二三選手が24日、都内で行われた映画『八犬伝』公開前日先行上映イベントに、磯村勇斗、役所広司と共に出席した。

 今年の夏、熱い戦いを繰り広げた“諦めない男”こと柔道家の阿部は、映画の主人公となる滝沢馬琴が失明したにも関わらず、28年もかけて作品を完成させた“諦めない心”に深く共感し、応援に駆けつけた。

 阿部は「今日ここに来られてうれしいです」と笑顔をみせると、映画を鑑賞し「とても感動しました。登場人物が最後まで諦めない。それが奇跡を呼び込むんだなと勇気をもらいました。何かをやり遂げる気持ちは僕も持っているので共感しました」と熱弁をふるう。

 阿部の発言に役所は「柔道家の心に響くとは思っていませんでした」と笑うと「僕は『いだてん~東京オリムピック噺~』という大河ドラマで、嘉納治五郎をやったことがあった。だから多分一二三さんもこの映画はけなすことができないと思います」とジョークを飛ばして会場を盛り上げていた。

 最後に阿部は「映画に出ている馬琴さんを見て、妥協してはいけないと改めて思いました。自分自身も最高の阿部一二三を作り続けていきたいです」と今後の競技人生への抱負を語っていた。

 本作は、1842年に完結してから200年近くの時を超え、今なおマンガ、アニメ、映画、舞台、歌舞伎と多彩なジャンルで二次創作が行われるなど、現代のエンターテインメントに多大な影響を与え続けている滝沢馬琴を描いた山田風太郎の小説『八犬伝 上・下』を映画化したエンターテインメント大作。

トップページに戻る

あなたの“気になる”を教えてください