俳優の奈緒が主演を務めるTBS系火曜ドラマ『あのクズを殴ってやりたいんだ』（火曜午後10時）の第3話が22日に放送された。今回は玉森裕太演じる金髪のクズ男・葛谷海里と、岡崎紗絵演じる羽根木ジムの会長の娘・羽根木ゆいとの関係が映し出された。

　本作は、結婚式当日に彼氏に逃げられてしまった主人公・佐藤ほこ美（奈緒）が、人生どん底のタイミングで海里に出会い、プロボクサーを目指していくガチンコボクシングラブコメディー。まじめで真っ直ぐな性格のほこ美・29歳は、結婚目前で彼氏に逃げられ破局。さらに彼氏が浮気していたことも発覚。そんな中、優しくて人懐っこい海里に出会ったことをきっかけに「もうクズな男に泣かされるのは嫌だ！」と自分を変えるためボクシングの世界へ一歩踏み出していく。

（※以下、ドラマの内容に関する記述があります）

　羽根木ジムへの入会条件として、ゆいから提示された「縄跳び500回」を練習していたほこ美。497回目で通りがかりの男たちに絡まれていたところを、海里に助けられる。海里はほこ美が500回跳べた証人になるという。心揺さぶられるほこ美だが、海里は「俺のこと好きになっちゃだめだよ」とけん制。ほこ美は慌てて「何言ってるんですか！　好きにとか！　なるわけっ！」と反論した。

　海里はその後もほこ美にバンテージの巻き方を教え、「ボクシングは相手を敬うスポーツだ」と語る。羽根木ジムに入会したほこ美を指導することになったゆいは、ほこ美のバンテージの巻き方を見て、海里の巻き方であることに気づく。ゆいを指導しながら、過去に海里を指導していたことを思い出していた。ほこ美は、ゆいとゆいの父親で羽根木ジム会長の成（渡部篤郎）との会話から、7年前に羽根木ジムと海里の間に“何か”が起こったことを感じ取る。

　ほこ美は、勤務先の市役所のイベントでボクシング体験を企画。市役所の専属カメラマンとなった海里と、成とゆいが同じ会場にそろうことになった。しかし海里はイベント当日にドタキャンしてしまう。居場所を探し当てたほこ美に海里は、「役所の仕事は俺には向いていないわ。もうボクシングなんて好きじゃないし、余計なお世話」と言い放つ。ほこ美は「クズッ！」と怒りをぶつけた。海里が来ないことを知ったゆいはほこ美に、「余計なことしてほしくなかった」と嫌悪感をあらわにした。

　ほこ美は、市役所のエース・大葉奏斗（小関裕太）から海里の事情を伝えられる。7年前に海里とボクシング対戦した相手が試合後に亡くなってしまい、海里のことを「人殺し」とウワサする人がいること。「役所の専属として雇うのは好ましくないという、“上”の判断だ」と、海里がカメラマンをクビにされていたことを知る。海里に申し訳なくなったほこ美は、海里が働くバーに向かう。しかしそこには、ゆいの姿が。普段海里の話をすると不機嫌になるゆいが、海里に抱きついていたのだった。

　このシーンにSNS上では「えーー！なになになに！！！？ また面白い展開になってきた」「あー修羅場だwww」と驚きの声が。また「ゆいさんがちょっとキレ気味だったの恋仲だからか…」「やっぱりゆいちゃんも海里の事好きだったかー」「ゆいと海里くんてやっぱり、そーゆー関係だった？」と、2人の仲を考察する視聴者も。さらに、「ほこ美と出会う前から海里とゆいさんは辛い境遇を一緒に背負ってたわけで…来週からは本格的に三角関係突入か～」「矢印の方向がすごいことになりそう」と、次週を予測する声もあがっている。