野田クリスタル「全てえみちゃんのおかげ」17年以来のM1決勝目指す

お笑いコンビ「マヂカルラブリー」のボケ担当で、自作したゲームをプレーするネタを披露して2020年「R-1ぐらんぷり」チャンピオンに輝いた野田クリスタル。“ゲーム愛”が高じて、自らプログラミングから手がけて自作したゲームの数々は「野田ゲー」と呼ばれるなどクリエーターとしても高い評価を受ける彼が、新たな計画を立てているという。「M-1グランプリ」も開催間近となった初夏、野田はなにを思うのか。前編、後編に分けてお届けする。

少年マンガの主人公のような真っ直ぐなまなざしでM-1への意気込みを語った野田【写真:荒川祐史】
少年マンガの主人公のような真っ直ぐなまなざしでM-1への意気込みを語った野田【写真:荒川祐史】

野田クリスタル・インタビュー前編

 お笑いコンビ「マヂカルラブリー」のボケ担当で、自作したゲームをプレーするネタを披露して2020年「R-1ぐらんぷり」チャンピオンに輝いた野田クリスタル。“ゲーム愛”が高じて、自らプログラミングから手がけて自作したゲームの数々は「野田ゲー」と呼ばれるなどクリエーターとしても高い評価を受ける彼が、新たな計画を立てているという。「M-1グランプリ」も開催間近となった初夏、野田はなにを思うのか。前編、後編に分けてお届けする。

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――6月末からゲーム好き芸人たちによる「吉本自宅ゲーム部」が立ち上がりました

「僕は今、『東方プロジェクト』をやっています。原作をやっていないのに好き好き言っていて、いつか怒られるんじゃないかなってずっと思っていたんです。どこかのタイミングでやりたいと思っていたところに、『自宅ゲーム部では何をやってもいい』と言われたので、東方だなと。難しすぎて、よくこんなゲームはやったなあと。一般向けの普通のゲームじゃないですよ、鬼畜すぎる。ノーマルでもクリアできないです。それ以外には、『このすば(この素晴らしい世界に祝福を!)』にはまっています。『このすば』に夢中です」

――多彩なメンバーが集まった「自宅ゲーム部」ですが、他の方の動画はご覧になりましたか。

「僕も『PUBG(PlayerUnknown’s Battlegrounds)』をやっているので、インパルス板倉さんの動画は見ています。僕は吉本で1番、いや芸人で1番PUBGうまくなりたいと思っているので、板倉さんの動きを見ているんですけど、板倉さんの方がやや上っすね。やや強め」

――ご自身がPUBGをプレーされている動画を配信することはありますか。

「たまにYouTubeで生配信をやっています。Mildom(ミルダム。ゲーム配信に特化した動画サイト)の方では、アドバイスをしてくれる人も多いです。東方をやってる人とかも見てくれて、そこでヒントをもらったりもします。他の人の実況動画も見ます。僕はもともとニコ厨(=ニコニコ動画のヘビーユーザー)で、ゲーム実況をずっと見てきた人間。そういう意味でも板倉さんはいいですね。しかも、ノブコブ吉村さんとかオリラジ藤森くんとかと一緒にやっているとき、先輩後輩がたまに出るんです。そういうの見てて、楽しいっすね」

――自粛期間中には野田さんなりの「あつ森」をプログラミングで作成される動画を配信されたり、吉本所属の芸人さんをモチーフにしたゲームを作る計画を立てていらっしゃいましたね。

「『(EXIT)りんたろー。とワニの村』を企画したら、よしもとゲームズの方から声をかけてもらい、作ることになりました。ノベルゲームにしようと思っているんですが、制作の合間に『さんまのまんま』で披露するゲームを作るために『さんまの名探偵』をひたすら見ていた時期があったので、ちょっとそこにインスパイアされている部分もあるかも」

――EXITのお2人にはゲームの内容についてお話されましたか。

「マネジャーを通じて話をしたみたいですが、僕はまだ直接会っていない。とにかく負担をかけず、こっそりやるをテーマにしています。ゲームの中で使う画像も、なるべく本人たちに負担をかけないようにしたいですね。ゲームでは、ワニの村で捕まってしまった兼近を助けて脱出したらクリアになります。攻略チャートを作っている段階なので、完成度で言ったら10%くらい。まだまだ先は長いですね」

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