「半沢直樹」第2話で悪事暴かれ「待って!」とすがった広重役の山崎銀之丞はどんな人?

続編で注目のTBS系日曜劇場「半沢直樹」(毎週日曜午後9時)が絶好調だ。第1話のスタートから平均世帯視聴率が20%超を連発。ストーリーの面白さはもちろんだが、主演の堺雅人演じる半沢直樹をはじめとする個性的なキャラクターたちが光る。第2話では新興IT企業・スパイラル買収を目論む東京中央銀行や大手IT企業・電脳雑伎集団の手先となって、スパイラルを欺そうとする太洋証券営業部長・広重多加夫役の山崎銀之丞(58)の芝居にも注目が集まった。

日曜劇場「半沢直樹」で太洋証券営業部長・広重多加夫を演じる山崎銀之丞(C)TBS
日曜劇場「半沢直樹」で太洋証券営業部長・広重多加夫を演じる山崎銀之丞(C)TBS

半沢は出向元の東京中央銀行と対立することに

 続編で注目のTBS系日曜劇場「半沢直樹」(毎週日曜午後9時)が絶好調だ。第1話のスタートから平均世帯視聴率が20%超を連発。ストーリーの面白さはもちろんだが、主演の堺雅人演じる半沢直樹をはじめとする個性的なキャラクターたちが光る。第2話では新興IT企業・スパイラル買収を目論む東京中央銀行や大手IT企業・電脳雑伎集団の手先となって、スパイラルを欺そうとする太洋証券営業部長・広重多加夫役の山崎銀之丞(58)の芝居にも注目が集まった。

 電脳雑伎集団に株式を買い占められ敵対的買収を計られるスパイラル。電脳雑伎集団のバックで資金を提供するのは東京中央銀行だ。半沢を恨む同行証券営業部の伊佐山泰二部長(市川猿之助)が、半沢の出向先・東京セントラル証券の顧客・電脳雑伎集団を奪って計画した買収だった。広重はスパイラルの瀬名洋介社長(尾上松也)を欺して契約を結ばせようとしたが、半沢に悪事を暴かれる。半沢に「警察を呼んでもいいんだぞ!」問い詰められ、大きな目を見開いて「待って!」と上ずった声で答えた広重に、溜飲を下げた視聴者は多かったろう。

山崎銀之丞は子役出身の大ベテラン

 広重を演じる山崎銀之丞は福岡出身のベテラン舞台俳優。10歳から活動する子役出身だ。高校時代にはセミプロ劇団に所属し活動。地元で舞台活動をしながらRKBラジオ(福岡)のDJになると人気に。深夜番組「山崎銀之丞のHiHiHi!」は20代半ばから7年間も務めた。DJ時代には番組スタッフらと「銀之丞バンド」を結成し、CD「君がシャイニンオン」を発売している。

 転機は劇作家・演出家のつかこうへい(故人)との出会い。つかのファンだった山崎は1991年、九州朝日放送のバラエティ番組「ドォーモ」で行われたつかの俳優オーディションに参加。演技力を認められ、同年、29歳で上京した。舞台で活動しながら「3年B組金八先生」(TBS)やNHK大河ドラマ「八重の桜」、NHK連続テレビ小説「あさがきた」に出演。舞台では2015年、「満月の人よ」で第15回バッカーズ演劇奨励賞を受賞した。

 歌人・俵万智(57)は山崎の熱烈なファン。山崎のファンクラブの名誉会長を務めていたこともあるほど。好きすぎて「銀ちゃんのラブレター」という童謡の詞を書いたこともある。素顔の山崎は2児のパパ。子どもが幼いときは離乳食を作るなどイクメンだ。

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