井浦新、どうしても抑えられないものは「好奇心」 劇中で二役演じ共演者から絶賛される

俳優の井浦新が18日、都内で行われた映画『徒花-ADABANA-』初日舞台あいさつに、水原希子、永瀬正敏、甲斐さやか監督と共に登壇。自身の持つ抑えられないものについて語った。

初日舞台あいさつに登壇した井浦新【写真:ENCOUNT編集部】
初日舞台あいさつに登壇した井浦新【写真:ENCOUNT編集部】

映画『徒花-ADABANA-』初日舞台あいさつ

 俳優の井浦新が18日、都内で行われた映画『徒花-ADABANA-』初日舞台あいさつに、水原希子、永瀬正敏、甲斐さやか監督と共に登壇。自身の持つ抑えられないものについて語った。

 映画『赤い雪 Red Snow』で高い評価を受けた甲斐さやか監督の5年ぶりとなる長編2作目となる本作。死が近づいている新次(井浦)と、臨床心理士のまほろ(水原)、そして治療のために人間へ提供される、全く同じ見た目の“もう一人の自分(それ)”が織りなす物語。

 作品に登場する“それ”にちなんで「もう一人の自分いたら」という趣旨の質問が投げかけられると、井浦は「僕は好奇心が抑えられないんです」と回答し「でも、その好奇心が自分では分かっていないんです」と悩ましい表情を浮かべると「“それ”と一緒に行動して、僕の好奇心を知りたい」と発言した。

 さらに井浦は「僕は山登りが大好きなのですが、登っている時の顔は多分ヤバい表情だと思うんです。どんな好奇心丸出しの顔をしているのか、“それ”を通じて見てみたい」と語っていた。

 また井浦は劇中、演じる新次と“それ”という二つの役を演じている。井浦の行ったり来たりする演じ分けに、甲斐監督をはじめ登壇者が絶賛すると、井浦は「テクニカルなことよりも、二つの役が育ってきた環境や生活を勝手に想像して膨らませていきました」と役作りのポイントを明かしていた。

「映画を観たあとに語りたくなる作品っていいですよね」と語った井浦。続けて「答えを渡すよりも、観た方がいろいろなことをするきっかけになってくれたら」と作品に込めた思いを語っていた。

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