俳優の吉高由里子が、千年の時を超えるベストセラー『源氏物語』を生み出した主人公・紫式部（まひろ）を演じるNHKの大河ドラマ『光る君へ』（日曜午後8時）。第39回では、藤原伊周（三浦翔平）が倒れる様子が描かれた。これまで呪詛のシーンが多かった伊周だが、倒れた際の言葉「俺が何をした」にSNSでは「心当たりあり過ぎ」といった怒りの声であふれた。

（※以下、ドラマの内容に関する記述があります）

　伊周は病で倒れ、病床で「俺が何をした……父も母も妹もあった言う間に死んだ。おれは奪われ尽くして死ぬのか」と語った。そんな伊周に弟・隆家（竜星涼）は「敦康親王様のことは私のお任せください。安心して旅立たれませ」と伝えた。その後、長男・道雅（福崎那由他）に「左大臣には従うな。低い官位に甘んじるくらいなら出家せよ」と言い残し、翌日36年の生涯を閉じた。

　SNSでは伊周の「俺が何をした」という言葉に厳しい反応が目立った。「呪詛したでしょ」「何をしたじゃないよ」「心当たりありすぎ」「自分のやったことを棚に上げている」「呪詛が自分に返ってきた」「迷惑かけた自覚無し」「自業自得」「人を呪わば穴二つ」と、伊周への怒りの声であふれた。

　一方、ビデオリサーチによると13日午後8時からNHK総合で放送された『光る君へ』の関東地区の平均世帯視聴率は10.2％（個人5.7％）だった。