新日本が10月14日、両国国技館にて秋のビッグマッチ『KING OF PRO-WRESTLING 2024』を開催。今年はG1クライマックス優勝者のザック・セイバーJr.が、来年1月4日の東京ドーム大会を待たずにIWGP世界ヘビー級王者・内藤哲也に挑戦するとあって注目を集めていた大会だが、全9試合がラインナップされた。第7試合では、実績を積み重ねIWGP Jrヘビー級王座にたどり着いたDOUKIに対し、前日の公開記者会見で、DOUKIを襲撃しマスクをはぐ暴挙に出たSHOが挑戦した。

　第6試合終了後に、棚橋弘至が2026年1月4日（1年2か月後）に”自らのゴールを定める”と宣言。微妙なしんみりとしたムードになるも、HOUSE OF TORTUREが棚橋を襲い、EVILが自身のテーマをかけさせたために、SHOにとってはおいしい空気になってから迎えたこの一戦。

　SHOの入場曲が鳴るも、青コーナーからSHOは出てこない。実は裏側に回り、赤コーナーのDOUKIの入場口を襲い、DOUKIを引きずりながら花道に現れたSHO。その後もゴングが鳴る前に場外でDOUKIを蹂躙し、ようやくリングに上がるもDOUKIはマスクをはがされる。すると、歌舞伎の隈取のような白塗りの素顔が。ここで半狂乱状態のDOUKIが赤い毒霧を噴射。そしてスープレックス・デ・ラ・ルナ2連発の間にゴングが鳴り、そのまま3カウントが入りDOUKIが防衛を果たした（0分14秒）。

　試合後、HOTの金丸義信が乱入しDOUKIを襲撃するも、長期欠場していたマスター・ワトが現れ金丸を蹴散らす。そしてワトはマイクで「復帰の用意が整いました。次に挑戦します」とマイクアピール。DOUKIは無言ながらも、挑戦を受諾した。

　バックステージでDOUKIは「SHO、舐めるんじゃねえ。マスクマンの命に手をかけるとこうなるんだよ。秒殺された気分はどうだ？　それよりもマスター・ワト！　俺の前に立ってくれることをずっと待ってたよ！俺の濃い時間を越せる自信はあるか？」と次期挑戦者候補を歓迎しつつも挑発した。