【新日本】成田蓮「このベルトを持っていいのは俺だけなんだよ、バーカ」 3WAY制してシングル王座初戴冠

新日本が10月14日、両国国技館にて秋のビッグマッチ『KING OF PRO-WRESTLING 2024』を開催。今年はG1クライマックス優勝者のザック・セイバーJr.が、来年1月4日の東京ドーム大会を待たずにIWGP世界ヘビー級王者・内藤哲也に挑戦するとあって注目を集めていた大会だが、全9試合がラインナップされた。第5試合は、15分1本勝負で行われるNJPW WORLD認定TV選手権初の3WAYマッチ。王者ジェフ・コブに、辻陽太と成田蓮というスタイルが正反対になってしまった新世代の二人が挑戦する。

攻守が目まぐるしく変わる展開が続いた【写真:(C)新日本プロレス】
攻守が目まぐるしく変わる展開が続いた【写真:(C)新日本プロレス】

各選手が持ち技を出そうとするもなかなか決まらない展開が続く

 新日本が10月14日、両国国技館にて秋のビッグマッチ『KING OF PRO-WRESTLING 2024』を開催。今年はG1クライマックス優勝者のザック・セイバーJr.が、来年1月4日の東京ドーム大会を待たずにIWGP世界ヘビー級王者・内藤哲也に挑戦するとあって注目を集めていた大会だが、全9試合がラインナップされた。第5試合は、15分1本勝負で行われるNJPW WORLD認定TV選手権初の3WAYマッチ。王者ジェフ・コブに、辻陽太と成田蓮というスタイルが正反対になってしまった新世代の二人が挑戦する。

「15分1本勝負」という短期決戦で勝負が決まる、NJPW WORLD認定TV選手権。第5代王者のジェフ・コブは、規格外のパワーファイトで相手を叩きのめしていくスタイルだが、同じくパワーに加えスピードがある辻陽太、そしてダーティースタイルで挑戦権を強奪した成田蓮の二人が相手とあっては、15分で決着はつくのか。

 前半戦は3者が入り乱れる展開で、どの選手もなかなかペースを握れない。その中で、辻がコブへトペ・スイシーダを放ったあたりから試合が動き出す。成田はトペを放った後の辻を場外で蹂躙するも、リング内に戻ってからはコブが持ち前のパワーで優勢に進める。そして辻と成田ふたりを担ぎ上げてのバックフリップを敢行!そして倒れている辻に、成田をブレーンバスターホイップ!先だって行われたG1クライマックスでは、辻と成田に黒星をつけられたコブが意地を見せる。

 しかし辻も徐々にペースを上げ、コブに対してパワー殺法で追い込んでいく。そしてジーンブラスターを狙うも、成田が背後からスリーパーホールド、そして地獄の断頭台へ。ここで10分経過。

文字通りTV王座を強奪した成田【写真:(C)新日本プロレス】
文字通りTV王座を強奪した成田【写真:(C)新日本プロレス】

成田、自分の戦いを貫き初のシングル戴冠へ

 ここからは各選手がそれぞれの技を見切る展開へ。辻のジーンブラスターをコブがカウンターのツアー・オブ・ジ・アイランド! しかし成田はレフェリーを排除し、プッシュアップバーでコブに一撃を加えてからダブルクロスをヒットさせ、成田がコブから3カウントを強奪した(12分27秒)。これで成田は初のシングル王座戴冠となった。

 バックステージに現れた成田は、ビールをあおった後に「このベルトを持っていいのは俺だけなんだよ、バーカ」と一言を残し控室へ。コブと辻はノーコメント。

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