【光る君へ】いとにとって「あり得ないショッキング」な出来事 信川清順が感じた悲しみ

俳優・信川清順が13日、藤原惟規(高杉真宙)の乳母・いとを演じるNHKの大河ドラマ『光る君へ』(日曜午後8時)について、この日放送された第39回で描かれた惟規の様子といとの思いなどを、同ドラマの公式ホームページの企画で、注目シーンなどを撮り終えたキャストが現場で撮影シーンや演じる人物への思いを語る「君かたり」で明かした。

いとを演じる信川清順【写真:(C)NHK】
いとを演じる信川清順【写真:(C)NHK】

まひろの弟・惟規の乳母を熱演 第39回では溺愛する惟規がまさか…

 俳優・信川清順が13日、藤原惟規(高杉真宙)の乳母・いとを演じるNHKの大河ドラマ『光る君へ』(日曜午後8時)について、この日放送された第39回で描かれた惟規の様子といとの思いなどを、同ドラマの公式ホームページの企画で、注目シーンなどを撮り終えたキャストが現場で撮影シーンや演じる人物への思いを語る「君かたり」で明かした。

(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)

 まずは惟規が従五位下に出世したことで、いとの思いを推察した。

「どんな形であれ、もちろん惟規さんが頑張ったからだったり、まひろさんがいたからだったり、いろんな要因があると思うんですけど、若様(惟規)が出世していって、しかも赤い束帯を着る日がくるというのは……。殿様(為時)はめちゃめちゃ遅かったじゃないですか、でも自分のやりたいことを貫いていて。若様もチャランポランみたいな感じに見えて、そういうのがあると思うんですよ。あんなふうに言っているけど、おどけていらっしゃるけど、見えていないところにいっぱい自分の信念を貫いて。それでやっぱり殿様やまひろが見ている側面といとが見ている面と全然違うと思うので、本当にうれしくて」

 第39回では溺愛する惟規の最期が描かれた。

「やっぱり人に愛されていて人を愛していた方じゃないですか。若様はすごく天真爛漫な部分もありつつ、空気を読んでいる部分もあって、読みながら家族の中でああいう立ち位置でふるまってくれたりしている部分がすごくある。人のことが大好きだから。そんな若様の辞世の句と若様の死って、為時家にとっても、いとにとってもすごくあり得ないというか、ショッキングすぎる出来事だったんだなと思います」

 ここでいとと惟規の関係性にも言及した。

「途中、わりとそこまで惟規が出てこない時もあるじゃないですか。でも、その中でも、きっとね『大丈夫ですか』と様子を見に行ったりとか、いとはすごくしていると思うから。それは、やっぱり親子以上とか家族以上にもう若様がすごく心配だし、若様のことが大好きだし、若様にもっと上に行ってほしいから、それは家族以上の関係できっと2人は最後まであったと思いますね。だから亡くなっちゃったことによって、いとも心では『平気、平気』とかしていても体にはめちゃめちゃ出ちゃうとは思うし、でも誰かが死んだことをいちいち振り返られない時代というか、どんどん新しいことが起きるし。でもその中でやっぱり気持ちはすごくあるんだなって思います」

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