『塔の上のラプンツェル』制作時の裏話 フリン・ライダーは“ディズニー映画史上最もハンサムな男性”

日本テレビ系『金曜ロードショー』(午後9時)で11日、ディズニー映画『塔の上のラプンツェル』が放送された。番組公式Xでは、制作時の裏話が明かされた。

『金曜ロードショー』公式がフリンに関する裏話を披露【写真:X(@kinro_ntv)より】
『金曜ロードショー』公式がフリンに関する裏話を披露【写真:X(@kinro_ntv)より】

ディズニー初の3Dで描かれた長編の冒険物語

 日本テレビ系『金曜ロードショー』(午後9時)で11日、ディズニー映画『塔の上のラプンツェル』が放送された。番組公式Xでは、制作時の裏話が明かされた。

 本作は記念すべき50作目のディズニー長編アニメーションで、ディズニー初の3Dで描かれた長編の冒険物語。グリム童話“髪長姫”としても知られる有名な『ラプンツェル』の物語をベースに、新しい世界へ踏み出す勇気のすばらしさを描いた美しく感動に満ちた物語。

 ラプンツェル(中川翔子)は好奇心旺盛な18歳の少女。魔法の力が宿る彼女の髪を狙っていたゴーテル(剣幸)に赤ちゃんの頃に誘拐され、それ以来高い塔に閉じ込められて暮らしてきた。ゴーテルを自分の母親だと信じ、外の世界を知らないラプンツェルの夢は、毎年自分の誕生日に空に浮かぶ美しい“灯り”を見に行くこと。しかしゴーテルは、外の世界は危険だと言って、外に出してはくれなかった。

 そんなある日。誕生日を目前にしたラプンツェルの塔に、大泥棒のフリン・ライダー(畠中洋)が迷い込んできた。フリンはスタビントン兄弟(飯島肇)と共にお城から王冠を盗み出した後に仲間割れ。警護隊から追われ、塔に逃げ込んだのだ。フリンから王冠を取り上げたラプンツェルは、王冠と引き換えに自分を塔から連れ出してほしいと依頼。フリンはしぶしぶラプンツェルのお供を引き受けることに。

 フリンは、誘惑顔を得意技とするナルシストかつプレイボーイ。制作時のエピソードとして、「フリンをディズニー映画史上最もハンサムで魅力的な男性主人公にするため、スタジオ中の女性スタッフを集め“ホットマン会議”を開いたそう。それぞれがお気に入りのイケメンの写真を持ち寄り男性の好みについて率直な意見を交わしたことにより究極の男性が誕生したのだそうです」と明かされた。

 また、本作は約500人のスタッフが携わり、その中でアニメーターは約50人参加していたという。

「ラプンツェルの髪について業界でもトップクラスのアニメーターのグレン・キーンさんがこだわったのは“ボリューム感があって優雅なカーブを描く美しくナチュラルな髪”。芸術性に磨きをかけるためにシャンプーのCMを見たり約1.8mの髪を持つモデルを観察するなど研究を重ね魅惑の髪を作り上げたそうです」

 ラプンツェルとフリンは王国の祭りを楽しみ、夜にボートに乗ってランタンを飛ばす感動的なシーンもある。

「灯りに包まれてラプンツェルとフリンの距離がぐっと縮まるとてもロマンティックなシーンですが実はこのシーンは花火にする案もあったそう。ランタンを使うアイデアを考案したのはストーリーアーティストのジョン・リパさん。この案が採用され見事作品を象徴するシーンが誕生しました」と説明した。

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