女子アナが“酒とギャンブル”で大バズリ TNC佐藤有里香アナ、YouTubeの反響は「本当にびっくり」
“女子アナ”がお酒とギャンブルに興じるYouTubeが注目を集めている。競馬の馬券は自腹で購入、居酒屋を巡ってハシゴ酒。地上波では見られない姿が視聴者をひきつける。そんなYouTubeチャンネル『佐藤アナの大酒記』に出演するのは、福岡のテレビ西日本(TNC)アナウンサー・佐藤有里香だ。今回、佐藤アナにインタビューし、YouTube撮影の裏側と反響について話を聞いた。
TNC・佐藤有里香アナウンサーにインタビュー
“女子アナ”がお酒とギャンブルに興じるYouTubeが注目を集めている。競馬の馬券は自腹で購入、居酒屋を巡ってハシゴ酒。地上波では見られない姿が視聴者をひきつける。そんなYouTubeチャンネル『佐藤アナの大酒記』に出演するのは、福岡のテレビ西日本(TNC)アナウンサー・佐藤有里香だ。今回、佐藤アナにインタビューし、YouTube撮影の裏側と反響について話を聞いた。(取材・文=猪俣創平)
同チャンネルのコンセプトは「酒とギャンブルをこよなく愛する」佐藤アナが、欲望の赴くままに酒を飲み歩き、福岡の酒・飲食業界を応援する風雲児を目指すというもの。入社6年目の29歳ながら、豪快な飲みっぷりと賭けっぷりに視聴者から「とんでもねえ女子アナだな」「おもしろすぎる!」「こんな破天荒な女子アナが実在するのか…」と驚きの声が上がる。
そうした声に、佐藤アナは「皆さんに本当に感謝です」と恐縮する。昨年12月のチャンネル開設以来、「各方面で『大酒記』見たよとお声がけいただくことが多いです。YouTubeのロケで行ったボートレース場や立ち飲み屋さんにも、“『大酒記』を見て来たよ”というお客さまがたくさんいらっしゃると聞いていまして、そういうお話が私自身もすごくうれしいです」と喜びをかみしめる。
おいしいものがそろう福岡の魅力を発信する一端にもなっているが、反響は福岡だけにとどまらず、「先日、ソフトバンクのリーグ優勝ロケで京セラドーム大阪に取材で行っていたんですが、そのときも“『大酒記』見てるよ”と大阪の方からお声がけいただきました。全国からもすごくいろんなコメントやお話をいただけているので、もうすごいなと。ただただ本当にびっくりしております」と驚きを口にする。
飲み歩く様子だけでなく、競馬場では自腹で購入した馬券を握りしめてレースを絶叫しながら観戦する姿も見せ、馬券がはずれるとガックリうなだれる。世間のイメージする“女子アナ”とかけ離れた姿については、「とにかくあれが素なので、本当に好きなものをとことん全力で楽しんでいるだけです」と自身のリアルなプライベート風景だと説明する。
昨年の有馬記念では「20代後半の1か月分の給料」で馬券を購入して外れるシーンもあったが、それも自腹だ。「先日ですと、競馬のスプリンターズステークス(G1)のために賭ける金額を決めて、その代わりちょっとご飯を我慢しようとか、そういう生活を福岡に来てからずっとやっているので、ルーティンになっていますね」と明るく笑う。
YouTubeでの野望は「ラスベガスとかカジノ系」
そんなYouTubeチャンネルはTNCの編成部によって運営されている。局が新たなコンテンツを模索する中で、地上波と差別化したYouTubeチャンネルを企画することになり、佐藤アナに白羽の矢が立った。その決め手は「キャラがひと際強い」ことだったそうだ。
撮影スタッフも会社の後輩のため、「和気あいあいとした雰囲気で、知っている人だからこそ出せる部分というか、ツッコミだったりボケだったり、そういう関係性は普段から築けてるかなと思ってます」と動画の魅力にもつながっている。
一方で、あまりの飲みっぷりに健康状態も気になるが、「肝機能はA判定が出ていますので」と自信を見せ、「健康第一で、休肝日も設けながら楽しむときは楽しむ、このオンオフの切り替えをできているのかなと。お酒を飲んでも記憶をなくさないタイプでして、ちゃんと家に帰りますし、次の日が仕事でも絶対起きられるので、そこの点は安心してください」と笑顔で呼びかける。
これまでにYouTubeでは福岡のさまざまな居酒屋から小倉競馬場、下関ボートレース場、果ては韓国・テグのカジノを訪れて“旅打ち”を満喫してきた。今後も「いろんなところに行って、現地でギャンブルしたいなと思ってます」と話すと、「お酒を飲みながら競馬場や競艇場、いろんなところを回りたいです。ラスベガスとかカジノ系も最終的にはいけたらなと個人的には思ってます」と野望も打ち明ける。
11日には、元フジテレビアナウンサー・大島由香里とのチャンネル初のコラボ動画も公開され、「変わらず軸はお酒とギャンブルで、まだ言えない企てもあるので、皆さんに引き続き『大酒記』を見ていただいて、くすっと笑っていただいたらうれしいです」とアピールする。
最後には「引き続き“とんでもねえ女子アナ”として、唯一無二の存在として頑張っていきたい」と決意も語り、これからも酒とギャンブルを愛するリアルな姿で福岡の魅力を伝えていく。
□佐藤有里香(さとう・ゆりか)1995年8月23日、宮城県仙台市出身。明治大卒業後の2019年にテレビ西日本入社。『福岡NEWSファイルCUBE』スポーツコーナー、『月刊TNC批評』などを担当。夏の小倉競馬開催時には『競馬BEAT』キャスターも務める。趣味は競馬、競艇、野球観戦、お酒など。
猪俣創平