加藤和樹、40歳迎えるも心持ちに変わりなし 年齢重ね「渋い男になれるように頑張る」

俳優の加藤和樹が10日、都内で行われた舞台『裸足で散歩』の東京プレビュー公演取材会に、共演の福本伸一、高田夏帆、戸田恵子、松尾貴史、演出を務めた元吉庸泰氏とともに出席。40歳を迎えた心境、役者としての目標を語った。

取材会に登場した加藤和樹【写真:ENCOUNT編集部】
取材会に登場した加藤和樹【写真:ENCOUNT編集部】

26歳の新米弁護士演じる「より若々しく頑張ろう」

 俳優の加藤和樹が10日、都内で行われた舞台『裸足で散歩』の東京プレビュー公演取材会に、共演の福本伸一、高田夏帆、戸田恵子、松尾貴史、演出を務めた元吉庸泰氏とともに出席。40歳を迎えた心境、役者としての目標を語った。

 同作は、2022年に全国5箇所にて上演したニール・サイモン脚本のコメディー。9月27日に大阪・サンケイホールブリーゼにて開演し、銀座・博品館劇場など全国17か所で、11月23日の香川公演まで巡演する。主演の加藤は、真面目で融通が利かない一面もあるが、妻・コリー(高田)を愛している新米弁護士のポール・ブラッターを演じる。

 これまでに茨城、神奈川、静岡でも上演。観客からの反響を問われた加藤は「お客様の笑うポイントや空気感は各会場違う。これからまだまだいろいろなところを回るので、楽しみたいなと思っているところです」と話した。

 高田は「ここに立つ心持ちが2年前より少し変わったこともあるんですけど、聞く耳が持てるようになって。大きい笑い声が聞こえて本当にうれしいです」と喜び、「『ここ笑ってもらえるんだ』ってところで笑い声が聞こえたりするので、もっと膨らませたいなと思ったり、毎日試行錯誤しています」と口にした。

 戸田は「2年たちまして、私も聞く耳を持てるようになりました」と、高田のせりふを真似して笑わせ、「いろいろな会場を回っていますが、お客さんの反応を気にする余裕はなく、ニールさんが書いた本の通りに一生懸命やっていこうと思う次第であります。この先も、初心を忘れずに頑張っていきたいと思っております」と意気込んだ。

 また、加藤は10月7日に40歳の誕生日を迎えており、報道陣から40歳を迎えた心境、役者としてこの1年の活動方針を聞かれた。「心持ちは特に変わっておらずで。ポールは26歳という設定で、1つ年を重ねてしまったのでより若々しく頑張ろうと思っております」と述べ、「役者としては、年を重ねるに連れてやれるようになる役もあると思います。いつかヴェラスコさんをやれるように、渋い男になれるように頑張っていこうと思います」と言葉に力を込めた。

 最後に、観劇する観客へメッセージを求められた加藤は「2年ぶりの再演。前回やったときはコロナの影響もあって、声を大にして笑うことができなかったです。各劇場で笑い声をいただいて、やっているこちらの心も温まります。見に来てくださるみなさんの心が豊かになるように、全力で幸せな物語をお届けしますので、楽しみにしてくだされば幸いです」と呼びかけた。

次のページへ (2/2) 【写真】取材会に登場した加藤和樹らの全身ショット
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