女優・泉里香が6日、この日放送されたNHKの大河ドラマ『光る君へ』（日曜午後8時）の第38回で演じたあかね/和泉式部の言動について、自身の解釈や思いを同ドラマの公式ホームページの企画「君かたり」で明かした。「君かたり」は注目シーンなどを撮り終えたキャストが現場で撮影シーンや演じる人物への思いを語る企画。

（※以下、ドラマの内容に関する記述があります）

「和泉式部って男性を虜にしていたすごく魅力的な女性、魔性の女性なのかな、というのは思っていたんですけど、台本を通して見ると天真爛漫なふうに読み取れて男性を虜にしていたわけではなく、彼女の天真爛漫なその性格がこの時代、多くの人を魅了していたのかなという感じがして、今回、台本を読んでみて全く違う印象を受けたので驚きました。『宮式部と呼んでください』と、そういう言葉を発してしまう、この時代でいうとすごく個性的な突拍子もない発言が逆に私からすると愛らしく感じました」

　中宮に仕えることになったが……。

「今回、中宮様に仕えるのは、まひろからの声かけだったと思うんですけど、それまでのあかねさんは、親王様を亡くしてすごく悲しみに暮れていた中で、まひろ様という信頼する女性からそういうお誘いがあって、すごく光栄なことだったと思いますし、この日記を書いている時だったと思うんですけど、中宮様のお声をいただいたのは。あかねもまひろ様の言葉を頂き、すごく明るくなったんじゃないかなと思って。生まれ変わったあかねというのを表現できたらいいのかなと思いました」

　まひろについても言及した。

「今までの撮影シーンもそうですが、まひろと2人で話すシーンがあったりして少しずつ距離は縮まっているような気がしていて、まひろの心の声を聞けたり、あかねの心の声を聞けたりと2人のやりとりがすごく多いので同じ尊敬し合える歌人として何か通じるものがたくさんあるのではないかなと思っています」