『水どう』名物Dが仕掛ける挑戦的睡眠イベント 目指すは「みんなが眠れるコンテンツ」

『水曜どうでしょう』の名物ディレクター・藤村忠寿氏(通称:藤やん)が、新たな挑戦に乗り出した。その名も「寝るどう!」。これは、宮城県利府町による、ユニークな「眠り」をテーマにしたイベントだ。

「眠り」をテーマにしたイベント「寝るどう!」が開催される
「眠り」をテーマにしたイベント「寝るどう!」が開催される

「眠りの町」利府と出会い新たなプロジェクトが誕生

『水曜どうでしょう』の名物ディレクター・藤村忠寿氏(通称:藤やん)が、新たな挑戦に乗り出した。その名も「寝るどう!」。これは、宮城県利府町による、ユニークな「眠り」をテーマにしたイベントだ。

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 利府町は古くから「十符(とふ)」と呼ばれる寝具を都に献上していた歴史を持つ。現在は仙台のベッドタウンとして発展しているが、この歴史的背景を活かし、町の新たな魅力を発信したいという思いがあった。そこで登場したのが、全国各地でユニークなイベントを展開してきた藤村氏だ。

 藤村氏は「どうでしょうキャラバン」やさまざまなキャンプイベントなどを通じて、地方との交流を深めてきたが、今回「眠りの町」利府と出会い、新たなプロジェクトが誕生した。

 同イベントは、9月28、29日にkhb東日本放送の開局49周年記念イベント「あすとつながるぐりりパーク」の一環として、局内のぐりりホールで開催される。イベントの目玉は、会場を真っ暗にして行われる「みんなが眠れるコンテンツ」だ。藤村氏と相方の嬉野雅道氏が、参加者を心地よい眠りに誘うという、前代未聞の試みだ。

 藤村氏は、現代人の睡眠の悩みに触れながら、このイベントの意義を語る。「聞くと嬉野さんなんかもあんまり眠れないって。どうしてもいろんな日常のことが頭にいっぱい溜まってきて眠れなくなったりする。現代人の悩みの1つですね」。そして、利府町の歴史と結びつけ、「眠る」というテーマでイベントを企画するに至ったという。

「テレビ局祭りで真っ暗にして、みんなで眠るなんて体験できませんからね」と藤村氏。彼らの声で参加者を眠りに導くという斬新なアイデアは、まさに『水曜どうでしょう』らしい発想となっている。

 さらに、このイベントは宮城県内外への展開も視野に入れている。「イベントの今後は、宮城県のいろんなところで要請があれば、どんどんこの“寝るどう!”を使っていただけたらなと思いますし、宮城県のみならず、全国のあらゆるところでこの“寝るどう!”眠りイベントが発展していったらいいなと思います」とスタッフは語る。

「寝るどう!」イベントは、エンターテインメントの新たな可能性を示すと同時に、現代社会における睡眠の重要性にも光を当てるものとなる。イベントで眠るという発想は、一見突飛なように映るかもしれないが、参加者に新鮮な体験を提供するだけでなく、日常生活における「眠り」の質について考えるきっかけになるかもしれない。

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