俳優の大泉洋が20日、都内のテレビ朝日本社で行われた、ドラマ『終りに見た街』（21日、午後9時放送）の制作発表記者会見に出席。久しぶりに共演した神木隆之介について言及する場面があった。

　宮藤官九郎が脚本を務める作品は初主演、テレビ朝日ドラマでも初主演となる大泉は、テレビドラマの台本を執筆する脚本家で、ある日突然、家族ともども太平洋戦争まっただ中の昭和19年6月の世界にタイムスリップしてしまう田宮太一を演じる。

　家族のために懸命な太一を支える妻・田宮ひかり役は吉田羊、令和からタイムスリップして昭和を器用に生きる男・小島敏夫役は堤真一が務め、他にも神木隆之介、田辺誠一、塚本高史、西田敏行、橋爪功ら豪華俳優陣が特別出演する。

　大泉は神木との共演を振り返り、「久しぶりにお会いしたのもあって、今や『ゴジラ』だ、やれ朝ドラだ、神木君のオーラったらなかったですね」とコメント。「神木君に会うのって、こんなに幸せな気持ちになるんだ」と嬉しそうに回想した。

　神木の役柄については、「ちょっと嫌な役。私の奥さん役である吉田羊さんの仕事先の同僚なんです。同僚のことが好きなのではとやきもちを焼く」と説明。「なかなか、その役が僕にも発表されなかった。神木君と言われた時に、どうにもならない嫌な気持ちになりましたね。神木君に妻を取られるって、本当に嫌じゃないですか」と苦笑したが、「神木君ってそんな人じゃないから、よくこんなキャスティングを考えるなと。でもやっぱり神木君なんですよね。いい人感の溢れるお調子者の役で面白いです」と絶賛していた。