Netflixシリーズ『極悪女王』（9月19日世界配信）に出演する、お笑い芸人のゆりやんレトリィバァ、俳優の剛力彩芽、唐田えりかが12日、ABCラジオ『ますだおかだ増田のラジオハンター』（木曜午後0時）にリモート生出演。それぞれ女子プロレスで一時代を築いたダンプ松本、長与千種、ライオネス飛鳥を演じた3人が、撮影中のエピソードを語った。

　飛鳥とのクラッシュギャルズ結成前からの長与ファンで、松本香時代のダンプも知るパーソナリティーのますだおかだ・増田英彦に歓迎された3人に対し、リスナーから”撮影中に一番痛かったことは”という質問が届いた。

「プロレスの動きすごいですね。はじめまして」と増田からあいさつより先に称賛された剛力は、「シンプルに言うと、ロープ痛いですよね」と回答。増田が「ロープワークね。ロープに振られて走って、そのロープに当たるのが痛いっていう。跳ね返ってくるのが痛いって言いますよね」と理解を示すと、剛力は「あれ慣れるまで……、でも突然慣れるんですよ、なぜか」と打ち明けて驚かせた。唐田も慣れる瞬間があったといい「最初痛かったです」と共感した。

　剛力が「最初ずっと痛かった、練習中痛かったんですけど。あれはちょっとうれしかったです。痛くなくなった瞬間っていうか、コツが分かった瞬間みたいな」と打ち明けると、増田は「ロープ、ロープ言いますけど、中はワイヤーですからね。ふっといワイヤー入ってるわけですから」と説明。剛力は「基本、全部痛いけどね」とちゃめっ気たっぷりに口にした。増田が「普通に考えたら、走って行って、ワイヤーにぶつかっていってるわけですから痛いですよね。そこをいわゆるバネを利用して、うまいことロープとの動きを体に合わしていくってことのコツを覚えていったっていうことですよね」と感心した。

　ゆりやんから「（痛みが）多すぎて忘れた？」と言われた唐田は、「基本、痛かったんで。安全面がある上で撮影はしてもらっていましたけど。私は特に受け身が多い役だったので。上から投げられるとか、蹴られるとか。いろいろあって、ホントにみんな全部のシーン本人でやってるので、みんなアザがあったりするんですけど。みんな本物のアザです。フェイクじゃないんですよね。みんな練習中とか試合中にできたアザ」と告白した後、「私、後ろ受け身。シンプルに難しいし、痛いですね」と結論付けた。

　増田から「ほとんど（相手に対して）やる側やったと思うけど、痛いところあった？」と尋ねられたゆりやんは、「私も（報道されて）いろいろご心配おかけしたこともあったんですけども。マットひいてもらって受け身して、“じゃあ本番行きます”って、受け身ちゃんとやれば大丈夫やったのに、受け身ミスっちゃって。それで頭ぶつけて、そのままちょっと休ませてもらったんですけど。全然大したことなかったんですけど」と返した。

　ゆりやんは「痛い思いさせる方が仕事だったんで、（痛い時は）あまりなかったんですが」とした上で、「ダンプ松本さんってすべてに怒りを向けて、いつも気ぃ立ってる状態でいたんで、撮影中にレフェリー役の方と大ゲンカしたことあります」と告白。「気ぃ立ちすぎて、言い合いになって。お昼休み、お弁当中に“すいません、少しお話しよろしいですか”って。“私たちこういう思いでやってるんですけど”そしたら、“ごめんなさい。僕もこういう思いでやってます”って。握手して、次にみんなで仲良く撮影に挑みました」と役に入ったがゆえの出来事を振り返った。