朝ドラ、伊藤沙莉から橋本環奈にバトンタッチ “食関連”のプレゼント交換に「バーベキューでもしましょうか」

NHK連続テレビ小説のヒロインによるバトンタッチセレモニーが4日、大阪市のNHK大阪放送局で行われ、放送中の『虎に翼』の佐田寅子役・伊藤沙莉と、30日にスタートする『おむすび』で米田結を演じる橋本環奈が出席した。

バトンタッチセレモニーに出席した伊藤沙莉(左)と橋本環奈【写真:ENCOUNT編集部】
バトンタッチセレモニーに出席した伊藤沙莉(左)と橋本環奈【写真:ENCOUNT編集部】

30日から『おむすび』がスタート

 NHK連続テレビ小説のヒロインによるバトンタッチセレモニーが4日、大阪市のNHK大阪放送局で行われ、放送中の『虎に翼』の佐田寅子役・伊藤沙莉と、30日にスタートする『おむすび』で米田結を演じる橋本環奈が出席した。

 8月31日にクランクアップし、大役をまっとうした伊藤が、3月に前任の趣里から受けたバトンを、重責を担いながら撮影に臨んでいる橋本に渡した。バトンに視線を送った伊藤は「ホントに不思議な感覚でした。渡したときに『ホントに終わっちゃったんだな』って、一瞬感じましたし。あのとき(バトンを)もらったときを考えると、意外とあっという間にこのときが来ちゃったなと感じました。エモい気持ちになりました」としみじみと話した。橋本は「“始まるんだな”ってすごく思いました。放送ってまだまだ先だと思っていたのが、“1か月切ったんだ。あっという間だな”って感じました」と気持ちを引き締めた。

 恒例となっているプレゼント交換は、『おむすび』で結が暮らす福岡・糸島の自宅セット前で実施された。伊藤は『虎に翼』の舞台の1つである新潟の名産“金物”を贈った。フライパンと、橋本の名前入りカトラリー(食事にしようするナイフ、フォークなど)を受け取った橋本は「(フライパンは)持っただけで、近くで見ただけで。作りがしっかりしてのが分かりますね。使ってみるのが楽しみ。おいしいご飯を作れそう」と満面の笑み。カトラリーについても「こんな機会じゃないと、名前入りのものをいただかない。カトラリーを一新したいです。いいお肉とかを焼いて、このカトラリーで食べたいですね」と思い浮かべた。

 橋本からは糸島の名産である農産物からぶどうなどの果物、アスパラガス、玉ねぎ、トマトなどの野菜の詰め合わせが手渡された。伊藤は「とってもうれしいです。(撮影中は)なかなかゆっくり料理する時間も取れなかったので、新鮮な野菜とかフルーツを食べるのはうれしいです。(食べて)再び元気に頑張ろうと思います」と思いを明かした。

 この日が初対面という2人。橋本は、セレモニー前に独特なハスキーな声を耳にし、「一瞬で」伊藤の到着に気づいたという。「テレビとかで見て、勝手に好きだなと思っていたんで、お会いできて光栄です」と口にした。伊藤はあいさつ時を振り返り「『かわいい~』と思ったんですけど、緊張してあんまりお話しできなくて」と明かした。

 今回、偶然にも互いに“食関連”のプレゼントと指摘されると、橋本は「思ったんですけど、きょう交換して(もらったものを使うために)同じ会を開けばいいんじゃないかと」と“懇親会”を提案。伊藤も「確かに。バーベキューでもしましょうかね」と乗り気で返した。

 長丁場での撮影について、伊藤は「自分が思ってない疲れ(がある)と気づく瞬間があったりするかも。自分のアップダウンに敏感に。自分を大切に、自分に優しく、皆さんと楽しんでいただければ。誰?って感じですけど」と“先輩ヒロイン”としてアドバイス。さらに、「おいしいものをいっぱい食べた方がいい。その方が心身ともに健康になる」とも話した。栄養士になる役の橋本は「(伊藤の)お話を聞いてても、確かに食べたいときに食べたいだけ食べて、寝て、飲んでっていうのも(あり)。気持ちの健康って大事だなと」と受け止め、「(今は)食卓のシーンがすごく楽しみ」と打ち明けた。

『虎に翼』で伊藤演じる寅子は、日本初の女性弁護士で後に裁判官となった三淵嘉子(みぶち・よしこ)さんをモデルに描かれている。『おむすび』で橋本は、平成時代のギャルで栄養士になる結を演じる。

次のページへ (2/2) 【写真】伊藤沙莉「とってもうれしいです」 新潟と福岡にまつわる“食”のプレゼント
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