NHKの『あさイチ』（月～金曜午前8時15分）でMCを務める博多華丸・大吉と鈴木奈穂子アナウンサーが3日、ゲストに『虎に翼』で香淑／汐見香子を演じるハ・ヨンスを迎えて番組をスタートした。ヨンスは「おはようございます。9月3日火曜日の『あさイチ』です」と両手を振りながら明るい笑顔でかわいらしくオープニングのあいさつ。その後、香淑の扮装姿の写真がテレビ画面に映し出されると「同じ人物です」と笑顔を見せた。これに鈴木アナが反応。「全然、違います。すごい」と驚いていた。

（※以下、ドラマの内容に関する記述があります）

　この日の『虎に翼』第112回では、記者の竹中（高橋努）が亡くなった弁護士・雲野（塚地武雅）から、生前、原爆裁判を記録し、世に知らしめてほしいと頼まれていたことを主人公・寅子（伊藤沙莉）に明かす様子が描かれた。また百合（余貴美子）の老年性痴ほう症が進行した展開も。さらに原爆裁判では、国際法学者が「原爆投下が国際法違反だとは必ずしも断定できません」。また「戦時中に今の憲法は存在しません」と語る様子が描かれた。これに、よね（土居志央梨）が「原告は今を生きる被爆者ですが」と語気を強めて言う姿があった。

　ドラマは重い雰囲気のままラストを迎えたが、『あさイチ』では、冒頭、鈴木アナがヨンスの明るくかわいらしい雰囲気に「同じ方ですか？　という。いや～全然違います。すごい、俳優さんて。やっぱり」と感動とともに驚いていた。ヨンスは「ありがとうございます。てれる」とニッコリ。

　その後、華丸がこの日の『虎に翼』で描かれた原爆裁判に言及。裁判長・汐見圭（平埜生成）の奥様役と紹介すると、ヨンスが「はい。家でちゃんと支えていらっしゃいます」と語り、華丸は「いらっしゃいます？　自分で……」と笑っていた。