【虎に翼】学生運動が激化 多岐川は「少年犯罪の厳罰化」求める声に懸念
俳優の伊藤沙莉が、主人公・寅子を演じるNHK連続テレビ小説『虎に翼』(月~土曜午前8時)。第23週では更年期の不調を抱えながら、認知症の百合(余貴美子)に向き合う寅子や昭和38年12月、「原爆裁判」の判決が言い渡される様子などが描かれた。9日から始まる第24週はどんな展開になるのか。
伊藤沙莉が主人公・寅子を演じるNHK連続テレビ小説 第24週の見どころ
俳優の伊藤沙莉が、主人公・寅子を演じるNHK連続テレビ小説『虎に翼』(月~土曜午前8時)。第23週では更年期の不調を抱えながら、認知症の百合(余貴美子)に向き合う寅子や昭和38年12月、「原爆裁判」の判決が言い渡される様子などが描かれた。9日から始まる第24週はどんな展開になるのか。
(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)
第24週では、病を患い、治療に専念している多岐川(滝藤賢一)を寅子が見舞う。多岐川は「少年犯罪の厳罰化」を求める声が高まっていることを気にかけていた。昭和44年、学生運動が激化。事件に巻き込まれた香淑(ハ・ヨンス)の娘・薫(池田朱那)が逮捕されるという。一方、よね(土居志央梨)と轟(戸塚純貴)は、尊属殺人の罪に問われている美位子(石橋菜津美)の弁護を担当していた。穂高(小林薫)が少数意見を出した判決から時代は大きく変わったが、今度は――。
夫婦別姓や女性の労働環境などこれまでさまざまなテーマが描かれてきたが、第24週は学生運動のようだ。香淑の娘が巻き込まれて逮捕されるなど緊迫した展開も。また多岐川の病気も気になる。少し重い空気の第24週になる気がする。
物語は日本で初めて法曹界に飛び込んだ女性の実話に基づく骨太なストーリーを追いながら、事件や裁判が見事に解決される爽快感も味わえるリーガルエンターテインメント。