4月23日にCDデビュー10周年を迎えたWEST.が29日、「WEST. DOME TOUR AWARD ～10th Anniversary～」の東京ドーム公演初日を開催した。グループにとって2年ぶりで改名後、初となったツアーは3都市8公演で約38万人を動員。この日は全43曲を披露し、約5万5000人を楽しませた。

　ライブの幕開けは、WEST.の代表曲『証拠』。重岡大毅、桐山照史、中間淳太、神山智洋、藤井流星、濵田崇裕、小瀧望がメインボーカルを務め、会場はメロイック・サインで一体感を生み出した。さらに、炎や噴水、音玉などの特殊演出が施され、曲によっては制御ライトを使ってクールな世界観を演出を作り出した。

　MCでは「WEST.10周年 AWARD 5大ニュース」として、WEST.10周年記念展「関西七色男大祭り」の開催決定、LIVE Blu-ray＆DVDの発売、まぁくんイッカLINE公式スタンプの発売、WOWOWオリジナルライブ放送、12月の大阪松竹座公演の決定が明かされた。夏休みの終盤で、読書感想文のエピソードになると、藤井は「やったことないかも」と衝撃発言をし、重岡が「人生の半分、損しているで」とツッコミを入れた。

　その後、『ええじゃないか』『しあわせの花』を10年間の軌跡をシングルのMVをバックに歌唱。お祭り感満載の豪華フロートに乗って会場を1周した。

　また、神山主演 WOWOW 連続ドラマ『白暮のクロニクル』主題歌がライブで初披露された。自分らしくあることの大切さを壮大なサウンドに織り込んで届ける楽曲でバンドを背負って熱く歌唱した。

　そして、「10th Anniversary AWARD（楽曲投票）」で1位、2位に選ばれたファン人気曲の『アンジョーヤリーナ』『間違っちゃいない。』に加え、SUPER BEAVER柳沢亮太の提供曲10th Anniversary Single『ハート』、重岡の作詞作曲、頑張るみんなを超肯定する応援歌『超きっと大丈夫』が披露されると、会場のボルテージが一気に上がった。

　アンコール曲は『あかさたなららら』。言葉だけでは伝えきれない「ありがとう」の気持ちが詞につづられ、間奏ではメンバーがファンに向けた直筆のメッセージボードで感謝を届けた。最後は、重岡が「ありがとう、10周年でした」と言い、同公演を締めくくった。